あつあつグラタンを蒸し暑い中、食べるのは地獄だ。*/
意味の分からない題名でごめんなさい。
「外、出ようかな。」
ふと、思い僕は立ち上がった。
玄関においてある鏡でぼさぼさの髪の毛を見て僕はつい、顔をしかめてしまった。
手で適当にとかすと髪の毛はそれなりに綺麗になり、
僕はそれに満足して靴に足を突っ込んだ。
マンションの部屋からでて、鍵を閉めたところまでは、
良かったのだが、よく考えれば、何も持ってきていない。
あるのはポケットに入れておいた財布と携帯、後、鍵だけだ。
これだけでもあれば、どうにかなると思うのだが。
「コンビ二でも行くか。」
結局、マンションの側のコンビニによる事を決めると
僕は歩き始めた。
大都会、とはいえないそこそこの街を僕は歩いていた。
それを思うとあまり、良い気はしないものだが、
僕は考える事がなさすぎてそんな事を考えていた。
ウィーン、と機械的な音を出してコンビニの自動ドアが開く。
蒸し暑かった外とは別世界のような風が吹くコンビニの中に
僕は足を踏み入れた。
いつものアイスを購入しようと思っていたのに
いつものアイスは品切れなのか、不在だ。
僕は少し肩を落としながらも今日の昼ごはんだけを購入した。
「ありがとうございましたー。」
レジの店員の甲高い声に黙ってビニール袋を受け取り、
コンビニを出た。
やっぱり、外は蒸し暑い。地獄だ。
この蒸し暑い中、蒸し暑い家に帰り、何故かセレクトしてしまった
あつあつグラタンを食べるのかと思うと恐ろしくなり、
少し遠い所にあるコンビニへと足を向けた。
そのコンビニの側へ来るとあの彼女を思い出す。
彼女の家は確か、ここら辺だった気がする。
僕はその思考を頭から追い出そうとしながらも、
そのコンビニの中に入った。
これの次の次で終了!!