表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まおう!!  作者: 犬犬
8/41

皆様!!


魔王(僕)は思い出しました!


やっぱり僕は、やれば出来る子なんだ!


えへん!!


え?


何の話か分からない?


本当に!?


僕、ずぅーと、うんうん唸りながら頑張って思い出したのに…。


グズッ。。。


仕方無いかぁ。


僕、すっごく話脱線させちゃったから。


じゃぁ、また分かるようにお話するね。


あのね、勘違いの話途中だったんだよ。


えぇーっと、“身の振り方”って言葉の意味を変なふうに勘違いしてたって話。


んっとね、僕は、そんなの勝手にすれば良いのに。


とか


こんなの皆で相談する必要なんて無いでしょ。


なんて思ってたんだ。


だってさ、“身の振り方”って僕的には、ダンスというか舞踊というか、そういう物の事だと思ってたから。


だからね、内心

“はうぅ!?!”

って息呑んで、ピキピキーン!!って固まっちゃってました。


ん?


何で固まったのか?


・・・う〜ん・・・、まぁ良いか。


一族(皆)には秘密だよ。


絶対、言わないでね!!


あのね、僕、リズム感が壊滅的なんだ。


だからね、そんな相談なんて全く気乗りしなくて・・・。


あんまりにも、ヤル気なしな態度だったから、訝しげな顔した皆様に突っ込まれました!!


“そんな隅っこで膝を抱えて何してる?”


とか、


“そうかそうか!!分かった、分かったぞぉ〜。お前は拗ねてるんだな!!!ガハハ!!”


とか、


“あぁー!もぅ、あんた鬱陶しい!!本当に鬱陶しいわ!!そんな場所に居られると気が散るじゃない!さっさと此方に来なさいよ!!”


とか、まぁそんな言葉のオンパレード・・・。


うぅ〜ん。


一応、温かい言葉みたいだから、取り敢えず気にしないでおこうかな。


例え、皆が向けてくれた物が生暖かい笑顔だったとしてもね…。


さて、そんな僕に

“憂鬱そいな顔してるな。何が嫌なんだ?”


って一族のお兄さんが聞いてくれて、僕の勘違いが発覚したんだ。


そしたらね3人が3人とも声を揃えて


“はぁ!?”


“いや…、それ本気?本気(マジ)で言ってる?”


だって。


すっごく息がピッタリだったよ。


いつの間に、そんなに仲良しさんになったの?


何だか、ズルイよなぁ。


僕も仲良しさんになりたい!


チョット不満だったけど、さっきの皆の質問(叫び)に、コクコクコク…って高速頷きで返事してみた。


すごいスピードで驚かせようとしたんだけど、この技はあんまりオススメ出来ないって分かったよ。


だって、思いっきり振った頭がクラクラして、首がガクガクして、身体もフラフラになって、立ち上がれないんだもん。


それに、動きが速すぎて頷いてるのが分からなかったらしいんだ…。


まるっきり意味無し。


何か、ダメだね、僕。


今、凄く空しい感じ。


だから色んな意味でリスクがとっても大きいと思うんだ。


そんな立ち上がれない僕を囲んで、3人は更に思い思いの反応を見せてくれた。


熊さんは腹を抱えて、ヒィーヒィー苦しそうに笑いながら、プルプル震える手を僕の肩に乗せて一言。


“お前、最高〜!本当に最高だよ!!”


??????最高?


何が最高なの?


これって僕は誉められてるの?


それとも貶されているの?


微妙な感じなんだけど。


それに熊さん、主語が抜けてるから余計に話が分からないんだけど…。


あれだけ笑ったのに、まだ笑い足りないのかな?


熊さんの頬がヒクヒクして口がフニョって崩れてるよ。


無理しないで笑った方がいいんじゃない?


そう思いながら、一族のお兄さんを見ると、僕に背を向けてテーブルに突っ伏してたんだ。


肩が小刻みに振るえてるし、僕、何事!?ってドキッとした!


僕は魔王だからね、一族を守る責務があるんだよ。


だから何で、そんなに震えてるのか気になって、そんで心配になったんだけど、


“・・・・・・!!!?”


暫く見てて、分かった。


心配無いんだって…。


何か声を抑えてさ、必死に笑いを圧し殺していたみたい。


熊さんといい、お兄さんといい、何がそんなに可笑しいんだろう?


そして僕は、また仲間外れなんですね。


そーですか。


あ〜、僕…拗ねちゃおうかな。


なんて思ったんだけど、僕に、そんな暇は無かったみたい。


“あぁ〜!!!!もぉ本当に鬱陶しい!!そのウジウジした態度も苛つくー!!シャンとしなさいよ!!シャンと!!男の子でしょ!!”


う〜ん・・・、怒られたのかな、僕。


取り敢えず、この声は猫科獣人の彼女です。


そして彼女の言葉は、耳が痛い、トリプルな感じで!!。


胸がグサグサ、ザクザクされて、鼓膜にズシャって突き刺さる高い声。


意外に・・・ダメージ率高い感じだよ。


ついでに、しっかりガッチリ摘ままれた僕の耳がギリギリ音を発ててギューってされてます。


つまり、左右にグニッと伸ばされてる状態なんだ。


実はこれ、地味に痛かったりするんだよ。


彼女は何故か笑顔なんだけどね…。







そろそろ言っても良いかな?


僕、ウサギやエルフは目指して無いんです。


僕は魔王()のままが良いんだ。


だから、お願い!


もういい加減、僕の耳から手を放して!!


シクシクシク………。






補足



この後ちゃんと“身の振り方”について教えてもらいました。


あぁ〜、本当に、ダンスや踊りの事じゃなくて良かった(涙)












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ