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ハーイ!!魔王だよ。
聞いて聞いて!!
僕ね、一つ賢くなったんだよ。
何が賢くなったのかって言うとねぇ〜、“ちしき”って言う物が大切なんだって、この間、分かったんだ!!
ね、ね!
凄いでしょう!!
何が有ったかって言うと、あのね“身の振り方”って言葉があるでしょ?
魔王(僕)ね、それ、変なふうに勘違いしちゃってたんだ。
でも、それってさ、僕だけのセイじゃないぞ!!
きっと。
多分“身の振り方”なんて言葉を使うから間違えやすいんだと思うんだ!!
まぁ、今さらだけどさ。
これは、アレだよね。
所謂、黒歴史って奴。
思い出せば、もぉーの凄く恥ずかしい…。
何か顔がポッポ!ポッポ!してきちゃった。
恥ずかしくて顔が火照って火照って仕方ないよ。
あっ!!まずい!
どうしよう、顔から本当に火が出てるかも!
だって、こんなに顔が熱いんだもん、絶対、火、吹き出してるよー!!!!
周りは大丈夫かな!?
火事になっちゃってない?
燃え拡がってない?
うわぁ〜…、心臓(核)のドキドキも酷く成ってきた!
本当にどうしよう!!
ドギマギしながら、周りをチェックしてみたんだ!
炎が踊ってないか、
とか、
焼かれた物が押し掛かって来ないか、
とか、
他の人達が怪我してないか、
とか、すっごく焦ったけど、何にも変わって無かった。
ホッとして、肺の中の空気、ハァー……………って全部吐き出したら、僕、力が抜けちゃったんだ。
立ってられなくて、トスンって尻餅着いちゃったよ。
あ〜、直接床に座ったってカイゼに話したら、きっと眉間に皺をキュッて寄せて36時間ぶっ通しのお説教が始まるんだろうな。
………・・・。
会いたいけど、今だけはカイゼに会わなくても良いかな。
やっぱり、36時間ぶっ通しのお説教は嫌だし。
って言うか、そんなの耐えられない!
無理。
それにしても、良かったぁって思う。
何にも変わって無くて。
全く被害も出してないし。
幼い頃、感情のコントロールが出来なくて、何回も繰り返しカイゼの部屋を吹っ飛ばしてた、あの頃を思えば成長したと思うんだ、僕。
魔力のコントロールは今だに下手なんだけどさ。
だからね、緊張とプチパニックのダブルだと、結構、くるものがあるんだ。
喉の渇きとか、精神疲労とか・・・。
たしか、保護された時に貰った簡易水筒が。
んー…有った!
グッと握って、クイッと捻ればパカッて開くはずなんだけど、蓋がカタイ。
これ、異様にカタイんだけど、なに?飲むなって事!?
開かないと余計に飲みたくなるのは、きっと生き物の性だよね。
はい、仕方無い事でーす。
んでは魔力(力)込めて、いっきまーす!!
ボブシュ!!
簡易水筒と中身は、小さな噴水になって飛び散りました。
・・・・・・。
うん。
そうだね。
分かってたよ、勿論。
力加減が重要なんだって。
分かってるから、そこは突っ込まないでスルーでお願いします。
・・・?
何か言いたげな視線を感じるんだけど。
だから、そこはスルーで!!
え?それじゃないの?
何か他にあったっけ?
・・・!!
あれ?僕、何か忘れてる?
待って、今思い出すから!
うっ・うん。
大丈夫、ちゃんと思い出すからね。
えーっと・・・あれ?
何だっけ?
あっ、またチクチクする視線が増えた!?
こんなにイタイとは思わなかったよ。
皆様、お願いします!
僕が忘れてる“何か”を教えて下さい!!
希望。
できるだけ、
“こっそり”とか“ひっそり”とかの方向で!




