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まおう!!  作者: 犬犬
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うひゃ〜!


立派な武器が、僕の前でキンキラキラキラ輝いてるよぉ〜!


何かね!何かね!


良く分かんないんだけどさ、武器がいーっぱいなんだよ!!


どんなのが有るか知りたい?


知りたいよね!!


ね、知りたいでしょ!!


あのね、騎士が持つ様な剣とか、細身の片刃で刃の部分が波打ってる模様が有る物とか、湾曲してたり、細長かったり、短かったり、大きかったり、すぅ〜んごく重かったり、もぉ、色々一杯だよ!!


武器の素材だって、盛りだくさんなんだよ!!


木でしょ、銅でしょ、鉄でしょ、鋼でしょ、それから、クリスタル使ってたり、魔物の一部を使ってたり、はぁ〜…すごい、すごい、すごいよ!!!


“坊主…、分かったから少し落ち着けや、なぁ。”


呆れ度合い90%の声を掛けてくれたのは、勿論、達磨のおっちゃんだ。


目を向ければ、“しょうがねぇーなぁ。”って、苦笑いをしている。


うん。


そうだよ。


しょうがないんだ!


だって、夢見た武器だよ!


もう、魔王城(お家)の窓からコッソリ隠れ見なくても良いんだよ!


何たってさ、僕の武器になるんだから!!!


あぁ〜どれが良いかな?


“おぉいコラ!!待て!!待て待て待て!!!手当たり次第に手を延ばすな!!弄るな!!振り回すな!!危ねーだろが!!”


見た目の印象ではね、スッゴイ大雑把に見える。


だから意外感バリバリなんだよね、なかなか口煩いんだよ、達磨のおっちゃんは!


でも、そんなんに成っちゃうのも分かる。


だって、とぉ〜っても綺麗なんだよ、この武器達!!


やっぱりさ、人に触られたく無いなって思っちゃうよね。


そーだよね。


でも僕は触っちゃうよ。


ごめんね、達磨のおっちゃん。


だって我慢なんか出来ないもん!!


ほらぁ、この剣なんかさ、刀身が青みがかってるんだよ。


んでさ、光に翳すとね、真っ青な色が表れるんだ。


ね、綺麗でしょ。


こっちの槍は、なぁんと長さが変幻自在なんだ!!


いつでも、どんな時でも好きな長さに変えられます。


だって!


説明書(パンフレット)に載ってる写真では、物干し竿になってたよ。


オプションで乾燥機能が付けられるんだって!!


それから、おっもぉ〜い棍棒には重量制御機能が付加されてて、自由に重さを変えられるように成ってる。


その機能を有効に活用して漬物石になってた。


オプション機能は、発酵促進が付いてるんだって。


ん?あれぇ?何か変?


何かオカシイ!


僕、武器の説明してたんだよね?


違う物の説明に成ってなかった?


それって、ちょっとドウナノ?って思っちゃう事、言ってたよね。


ん〜…でもさ、何か面白いから良いっか!!


ゆるす、ゆるす〜!!


そのまま幾つかの武器を抱え込んで、ホクホク幸せ気分を僕は味わっていた。


そんな僕の手の内から、まるで逃げ出すみたいに武器の一つがツルッと飛び出した。


何の抵抗も無く、サクッとカウンターに突き刺さってビョ〜ンビョ〜ンっと呑気に揺れている。


それは達磨のおっちゃんの指先まで、後わずか1㎝(セム)だ。


おっちゃん、危機一髪だ!!


ごめんよぉ〜!


凍りついていた達磨のおっちゃんが、少しずつ解凍されていく。


そのたびに、表情が変わって行くんだ。


怖い感じに。


どうしよう……逃げちゃおうかな。


あっ…もう無理そう。









……そ…その般若のお面、迫力スッゴイね!!


え?違う?自前。


・・・・・・。








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