ばけものを作り出す悪の組織
数百年後の未来。
進歩した科学力は、一部の者達の間だけで利用されていた。
それを使っているのは、悪の組織。
世界を支配しようとする者達だった。
その悪の組織は、人材不足に陥っていた。
正義の味方たちが、悪の組織の構成員を、どんどん倒してしまったためだ。
「このままでは組織が危ない」
危機感を抱いた者たちは、新しい事を始めた。
これまでは人間の構成員だけだったが、人間以外を増やそうとしたのだ。
だからたくさんの研究を行う。
いろいろな機材を使って、たくさんの薬を使って。
そうすると、フラスコの中から次々にばけものが誕生。
人間じゃないそれはどんどん大きくなっていった。
対峙した正義の味方たちは驚く。
ふざけるなと正義の心を燃やしながら。
「それだけの技術力があれば、病や病気に苦しむ人たちを何人救えると思ってるんだ! 自分達のためにつかうなんて」
科学は進歩しても人の心は成長しなかった。