書くこと、引くこと、隠すこと
さ、……やっと、『⓷書くこと、引くこと、隠すこと』で、提示した、
>『どんなに、野放図に見えたとしても、適当な文章に見えたとしても、それが書かれたものなら、書いた方の隠そうとするものも、引こうとする技術もあります。
それが、文章だからです』。
>『どんなに稚拙に見える文章にも、それは、存在するって。
そう、たとえ、それが無意識で生み出したものであったとしてもです』。
という文章の回収というか、説明に移れるわ。
……コニャック、大丈夫かしら……。ごめんなさいね。もう少し私が話上手ならば、……もしかしたら数行で終わるかもしれない話をこんなに長く続けてしまって……。疲れてしまっていないかしら。申し訳ない。
そう、文章を書くということは、何かの法則に沿って書いているのと同じことだと私は考えているの。それは、人の快と不快という感覚に沿ってよ。
自らの感覚に敏感な方は、文章が流れるように美しいわ。それはきっと、音を奏でるように。知っているのだと思うのです。感覚で、心地よさを音で彩る術を。
……私は、感覚がとても鈍いから、そういったものは出来ないけれど、でも、文章を書く時に、自らの感情や感覚を利用することはよくあるのです。……上手く説明出来ないのですが、その時々の物語の雰囲気を維持しながら書くという手法はその延長のようなものです。
文章を書く時ですら、なりきることは重要で……。そういえば、ホテルで働いていた頃もなりきることは大事って言われていました。少し、話がそれているような気がしないでもないですが、案外、どのような事柄にもなりきることこそが真価を発揮する肝になることもあるのかもしれないですね。何か物語を書く時も、その登場人物の気持ちになりきってみることは必要なことなのかもしれません。……私は、まだそこまで物語にのめり込むことは怖く感じてしまいますが……。
……難しいです。
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と、コニャック、どうかな。コニャックが、何か面白いを掴むヒントになったらよいのですが、やっぱり難しいかしら?でもね、コニャック、私は思うの。たとえ、コニャックが面白いと思えなかったとしても、コニャックがその物語を生み出した時点で、もう、その物語にはなにかしらの空気感や、流れが存在しているのよ。どんなに無意識に形作ろうとしたとしても。私は、そう信じているのです。
……だからね、コニャック、自信をもって大丈夫なの。
あなたが表出したものが意味のないものだったなんて、そんなことは絶対にないのだから。
私は、そう、信じているから。
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2020/09/02 1:51
完結と致します。ここまで目を留めて読み込んで下さり、
本当に、有難う御座いました。
感謝しております。
精進致します。
m(__)m