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プロローグのプロローグ
ぱって浮かんだものを衝動的に書きました。拙い、現実的じゃなくても寛大なお心で見守っていただけると嬉しいです。
人口、約7万人。特にこれといった特徴もなく、中枢都市に近いという理由でそこそこ栄えているこの街。記籠市。
何か少しでも観光的なスポットをつくりたいと、市は5つのストリートピアノを設置した。
それぞれのピアノには異なった思い出が込められている。
《家族》 《時間》 《友達》 《初恋》 《後悔》
設置から2年。すっかり市の観光スポットとなったストリートピアノの鍵盤をまるでアルバムをめくるかのような、やわらかな手つきで弾く硬い表情の青年。
これは、ストリートピアノを通して救われた人たちの物語である。
頑張ります。