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上田とヒロトの漫才のネタ(方向性のない高校生たちは今日も屋上で光合成をする)

作者: 吉井礼

ヒロト「いきなりなんですけどね」


上田 「ほう? なんですか? 」


ヒロト「キンポーは遠い異国の地で自分が『デブゴン』なんておかしな名前で呼ばれていることを知っているんでしょうかねえ? 」


上田 「いきなり過ぎるね…… 過ぎるわぁ…… 過ぎる。 ()()ぎてもう頭の中に居る小さい小さい俺達が全然その処理作業に追い付いていけてないわ、もうコンピューターの前でてんてこ舞いしてるみんな、ごめんもう一回言うて」


ヒロト「うん、キンポーはね、遠い異国の地で、自分が、『デブゴン』なんて情けない名前で呼ばれてること、知ってるのかなぁ?って思って」


上田 「はい!」


ヒロト「どうぞ上田君」


上田 「『デブゴン』って単語は認識しました。『デブゴン』ってことは『キンポー』って言うのはもしかしてサ… モ… ハ… ン… ? キンポー?」


ヒロト「うん、キンポー」


上田 「サモハンやろ!」


ヒロト「キンポーやん!!」


上田 「サモハンやって!!!」


ヒロト「キンポーやん!!!!」


上田 「サモハンやん!!!!!」


ヒロト「キンポーやん!!!!!!」


上田 「キンポー言いたいだけやん!!!!!!ええわもう!キンポーで、で? そのキンポーが自分が海外で『デブゴン』って呼ばれてること知ってるかどうかって? どうでもええわ! 俺ら出てきてまだ挨拶もしてないし、 そんな話は土曜日の明け方にやれ! 週一で会う友達と徹夜で遊んで、明け方「眠なって来たなぁ、うわっ!高木の奴寝てるやん、なんや垣内も漫画読みながら寝てるし、もう俺と瀬野だけかぁ、瀬野が寝たら俺も寝れるのになぁ、もう話すことも別に無いしなぁ、う~ん、あぁ!そういえば『キンポー』ってさぁ」ってそこでする話や!時間で言うたら4時6分の話!」


ヒロト「4回言ったね、『キンポー』って」ニヤニヤ


上田 「ん? 4回も言った?『キンポー』って?」ニヤニヤ


ヒロト「うん、ほらまた言った『キンポー』って」ニヤニヤ


上田 「ちょっと、なんか言いたくなるよね(ニヤニヤ) 、 『キンポー』って」


上田 「そら、でも知ってるん違うの?いっぱい映画にもなってるし、アメリカでも有名なんやろ? キンポーは」


ヒロト「でもアメリカでは『ファットドラゴン』なんだよ? 」


上田 「まあ『デブ』は日本語だしな、『ドラゴン』は元々ブルース・リーの『ドラゴン』で『デブ』の『ドラゴン』だから『デブゴン』なんでしょ?」


ヒロト「違う違う違う」


上田 「何が違うの? 」


ヒロト「ブルースや! 」


上田 「ブルース・リーやっ!!!!!!」











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