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Mと私の探偵記録  作者: コデラナカデラ
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〜第0話 全ての始まり〜

これは私(語り手)が還暦を迎え、大学時代の親友との思い出を振り返る物語である。第0話では、親友との出逢いについて話したいと思う。

  これは私がまだ大学生だった頃の話だ。私は大学で歴史学を学んでいた。この話では、そこで出逢った、のちの「相棒」となる人物をMと表すことにする。まずはMについて少しだけ紹介するとしよう。彼は私と同じで無類の歴史好き、廃墟マニア、音楽オタクであった。さらには、生まれた年の何年も前の曲、いわゆる懐メロというやつを好きだという点まで、私と同じだった。なかなかここまで共通点が多い奴に出逢ったことがなかったので、私はとても喜んだことを何十年も経った今でも、鮮明に覚えている。彼についての簡単な紹介はここまでとして、彼と私が出逢ったきっかけを話すこととしよう。

  彼と初めて会ったのは、大学の学生食堂内であった。私は昔から人見知りが激しく、初対面の人に話しかけることも困難であったため、大学に入学したばかりの頃は、いつも1人であった。おそらく、周りの人も引くほど、人を寄せつけない人見知りの奴特有のオーラを放っていたのだろう。だが、ただ1人だけ話しかけて来た奴がいた。それが彼、Mだった。その時何故か、ずっと昔からの友人のように会話することができた。とても不思議だったが、こいつが一生のうちに数人しかできないという本当の「親友」と呼べる人だと直感した。

  さて、この出来事の後だが、彼とは趣味がほぼ同じことで、休日でも会って話をするようになった。特に音楽の話で意気投合し、私達は出逢って約半月でコンビを組んで音楽など諸々の活動を開始することを決めた。活動といっても、当時の流行りだった動画投稿サイトへの投稿がメインであった。大学時代、私達は広大な北の大地に住んでいた。そのため、旅行のしがいがあった。動画投稿活動という理由と趣味を合わせて、2人で旅を始めることにした。ここから、私達の人生は誰も予想をしない方向に大きく変わっていくことになる。

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