表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちょっと時間止めてくる  作者: 神崎竜
プロローグ
1/4

気づいたら異世界だった件

初めまして、神崎竜です。不定期に更新してまいりますので、のんびりと付き合っていただければと思います。少しでも、皆さんの人生のプラスになってくだされば幸いです。よろしくお願いします。

プロローグ「気づいたら異世界だった件」




目の前は綺麗な夏空だった。


エンドウ・タケルは26歳、社会人2年目。大学を卒業し、派遣会社の嘱託として働いている。会社の一大事業がひと段落し、就職後初めての長期休暇をもらった。といっても、5日しかないが……。

それでも、明日からの日々を思うと、タケルは開放感に包まれ、小さくスキップを刻みながら、意気揚々とすっかり暗くなった街中を家へと向かっていた。


ふと、誰かに声をかけられた気がした。


「気のせいか……?」


声のした方を振り向く。声の主と思われる若い女性はいなかったが、振り向いた先には、通りの反対車線で、手を繋いで歩く仲睦まじい親子の姿があった。


「あー、俺もあんな家庭を築きたいなあ……」


いつでも、理想だけは高く持っている。親子を眺めながら、漠然と思っていると、視界の端に、黒フードを深くかぶった長身の姿が映った。そのあからさまに怪しい出で立ちに、タケルの鳥肌が立つ。長身は、懐に手を入れると、足早に親子に向かって駆け出した。


「やばい!」


タケルはガードレールを飛び越えると、反対車線へ向かって疾走した。瞬間、クラクションの音が聞こえ、見ると、大型ダンプがすぐ目の前まで迫っており---


気づいたら目の前に真っ青な夏空が広がっていた。


次回から異世界での生活が始まります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ