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血髪の破綻者  作者: 北広 泉
▶第2章◀ 白の騎士
13/14

▷第1話◁ 変人

第2章スタートでーす!

ジャンジャン書いていきたいと思っておりますのでよろしくお願い致します!!

8月12日 午前8時15分 場所…

どこだっけここ?

病室?

身に覚えがない。また未に記憶ズラされたのか…?

「目覚めたかぁ!?騎白殿ぉ!!」

バンッ!!

ベッドが浮く。

いや、この『バンッ!!』は『ドギャン!!』に変更した方が良いのかもしれない。

ドゴンッ!

……

オゥ……。

「どうした!騎白殿!?なぜ黙っている!?」

この状況…寝て起きたら見知らぬ場所で、目覚めた途端、見知らぬ『眼帯をした女』に『ジャンピング土下座』でドギャン!!っとベッドを飛ばされ、騎白殿ぉ!っと叫ばれる状況をどう返したら良いのだDr.ワイリーよ…

「ぇ…えぇーっとぉ…」

「うむ。何でも聞くがよいぞ!」

何から突っ込めばよいか?

何から聞けばいいか?

騎白の出した答えは…

「な…なぜに眼帯?」

そこじゃねぇえだろぉ俺ぇぇえ!!

すると少し引き気味に彼女は答える。

「あっとぉ…これはだな…昔傷を負ってしまい…」

本当に答えだしちまったし、なんか重い!!

眼帯を外す彼女。

「お、おい!無理しなくていいって――――」

「ほらここ、目の近くにこんな傷出来てしまってだな、眼帯つけたらカッコいいかなって…」

テレテレテレ

確かに目の近くに傷がある。

それも小さな

とても小さな

極小の傷がある。

火照る彼女。

あぁもうめんどくせぇえ!!なんだコイツ!

「あぁ〜あ…騎白くん、起きたのか。おはよう。」

そんなことをしているうちに、未があくびをしながら出てきた。

「これはこれは!未殿!!おはようございます!!」

「おう。おはよう。」

俺も小さく挨拶をする。

「おはようございます。」

「フッ、朝から元気だな騎白くん。」

「…えぇまぁ…」

未は彼女の方を見る。

「お前自己紹介くらいしたのか?」

「あっ!まだだったな!失礼した騎白殿!!私の名前はダルイ美酒(びしゅ)騒音(さわね)であります!」

ダッ…ダルイ美酒!?

すると未が口を挟む。

「そう。彼女の名は南風(みなみかぜ) (しずか)。」

えっ!?どっち!?

「ぇあっ、ちょっ―――――――」

焦るダルイ美酒(仮?)。

「名前に反しすぎる性格の持ち主だ。仲良くしてやってくれ。」

「ちょっと未殿ぉ…拙者の最初のジョークを簡単に消さないでくれたまえ…」

「……」

無言の未。

「本当に未殿は能力と同じくジョークまで消してしまうとは―――」

ニヤニヤする静。

そして…

「……」

無視する未。

笑いながら言う静(?)。

「まさに【(リザレクション)】ですねぇ〜」

「お前今日飯抜きね。獅武(しぶ)くんに言っとくわ。」

ヒュー…

完全に青ざめる静(?)。

「ごっごめんなさぁあい!!私が悪かったですー!ご飯だけは!ご飯だけはぁぁあーーーー!」

スタスタと部屋から出て行く未。

「ちょっと待ってくださぁぁあい!」

2人とも部屋から出ていく。

な……何だったんだ…あれ…キャラブレブレじゃないか。結局一人称は拙者なのか私なのか…まず名前はどっちなんだ…

「ふぅ…」

ため息を一つ。

とりあえず落ち着こう…まずは状況整理から

って!

「ここがどこか聞くの忘れてたぁぁあ!!!」

結局何もわかっちゃいないよ!

完全に振り回されただけだよ!

ハァ…もうほんと何なんだよ…どこなんだよここは…


ガラガラガラ


「やぁ、目覚めたようだね騎白くん。」

「あ…いやっ…はい。おかげさまで…?」

部屋に入ってきたのはナース?のような女性。

「ごめんなさいね、早速うちのバカが迷惑かけたようで。」

「い、いえ!俺は大丈夫です。」

「そう?それなら良かったわ。私の名前は宮下(みやした) ロロよ。ロロって呼んでいいわよ。よろしくね騎白くん。」

そう言うと、ニコッと笑う。


ドキンッ!


ロロさんは大丈夫そうだ…なんて美しくていい人なんだろう…

「ところで騎白くん。一ついいかしら?」

「はい!なんでしょうロロさん!」

「私ね、実は今…」

「はい!」

「欲求不満なの!」

……ふぇっ!?

「ここさぁ、若い人いなくてぇ…」

やばい…この人まともな人じゃ―――――

「騎白くんみたいなぁ?イケメンくんもいなくてさぁあ?」

「ちょっロロさんちょっと落ち着きましょ…?」

「もう耐えられなぁい!!」


ガバッ


抱きついてくるロロ。


シュッ


華麗に避ける騎白。

そして…

「すみませんでしたー!」

ダッシュ!


「まって騎白くーん!ちょっと!ちょっとだけでいいからァ!!」

ちょっとって何だ!?何のちょっとだ!?

「ほんとすみませんでした!許してくださーい!!」

もう何なんだよここ!?まともな人いねぇじゃねぇか!未の野郎!!なんの説明もなしに…ッ!

「どこ行きやがった未ィィイ!!」




ここはBB特殊捜査課『B第4支部』【獣鮫(ししざめ)

通称 変人の巣窟(そうくつ)

藤原未が収める支部の一つ。どの支部よりも変態度(ユーモア)があるヤツを集めた支部。

何故そこに騎白がいるのかはまだ不明。


このことは騎白はまだ知らない。

知る由もない。


これは騎白の新たなる始まりの物語――――

2章目が始まりとりあえず1話目終了となりました。この調子で2、3とテンポよく書いていきたいと思ってます!

(バイト増やしすぎてあんま書く時間ないけど)

頑張ります!!o(*・ロ・*)o

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