13.1話(挿し絵タイトル3/25追加)
火曜日 AM2:00
いつも通りの砂漠の学校の屋上だ。
今日はもう聞く事もない。
マイの事も寝る前にふっ切れて来た。
あえて聞くなら、どうやったら、あのグロックに勝てるかくらいだ。
そんな事聞いた所で教えてくれるわけない。
なら、質問は1つしか無い。
今日も気味の悪い、、。
そう思っていたが、そうでもない。
意外と、月はかなり小さくなってるのが、誰がみても一目瞭然でわかるくらいの変化だ。
…なんでだ。
…特になにもしてないけどな。
月が小さくなり、赤黒さも減って来た所を見ると、オレの取ってる行動は間違ってなかったとちょっとホッとする。
少し小さくなった月がいつも通り、右からやって来てオレの前に止まる。
『神様。マイは人間界でも幸せにしてますか?』
““““ジュンよ。1回の質問はそんな個人的な質問でよいのか?””””
『お願いします。これは、オレがこの先異世界で前に進む為に知っておかないといけない事なんです。マイが幸せなら、オレは前だけ向いて進んでいけます。』
““““マイミは人間界でも、充分幸せなようだ。昨日も色々自殺する前に比べ忙しそうに動いておった。””””
…そうか、マイ!おまえが幸せなら、オレも幸せだ。
…これで、戦える!
…これで心置きなくグロックに向かっていける!
『神様、ありがとうございます。これで今日は思い残すことはありません。精一杯異世界で、戦えます。』
““““まぁ待てジュン。””””
そう神様に言われた時だった。
『ジュン君。』