12.3話
学校に着き、
1時間目が終わり、シン、谷口先輩、げんぞーそれぞれの教室に見にいき、
その教室にいる生徒に3人の所在を知らないか聞いてまわった。
シンは元々学校を不登校になっていた為クラスのみんなは、何も思っていなかったみたいだった。
むしろ、なんでいじめの加害者のお前が探しにきてんだよ?みたいな視線が突き刺さる気がした。
…やっぱ、オレとタニセンとげんぞーで一緒にいたから、みんな知ってるんだな。
バツが悪いまま、シンのクラスを後にした。
げんぞーのクラスのみんなは、退学した事は先生から、聞かされていたらしくそう教えてくれた。
誰も交流はなかったようで、今の行方は、わからないとの事だった。
最後のタニセンこと、谷口先輩のクラスでもげんぞーと一緒で、退学したくらいしか、わからないと言われた。
…結局学校に来ても何にも無しか。
そう思い谷口先輩のクラスを出ると、先生に呼びつけられた
『ジュン!ちょっと来い!』
そう言われ職員室まで連れてかれた。
【ガラガラガラ】
『失礼します』
何を聞かれるか察しはついていた。
『ジュン!おまえあの3人知ってるのか?』
『先生こそ、何か知ってるんですか?』
『いや、、、知らんが。』
…こりゃ警察に口止めでもされてんな。
『なんか、事件があった噂をきいたんですが先生知りませんか?』
『そんな事は知らん、、。おまえこそ、いつもあいつらといたんだろ?今どこにいるか知ってたら、先生に早く言うんだぞ。話は以上だ。早く教室に帰りなさい。』
何かオレが知ってるとわかるやいなや、オレは煙たそうに追い出されてしまった。
…あの態度だと間違いなく知ってるな。。
…知らないのは生徒だけか。
…いずれ公開捜査になったらみんなも知るのかな?
…公開捜査?
…公開捜査になったら、余計タニセンもげんぞーも身を隠して捕まりにくく隠れちゃうかもしんないな!
…そりゃまずいな!早く手をうたないと。
オレはクラスに戻り、午前中の授業を寝て過ごし、昼飯を食べ、また午後の授業も寝て過ごす所だった。
昼は日本史の授業から始まる。