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ゴブリン魂  作者: チャー丸
異世界6日目
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12.1話



月曜日 AM6:00


『ふぁーー。帰って来たな!アスピルも2回目になるとだいぶ慣れたな』


アスピルで死ぬのはこれで、2回目だが、相変わらず孤独感を味わいながら、世界がねじれて真っ黒になって行く感覚だった。


みんなには、戦闘の為に各自、勉強と特訓って言ったけど、実際人間界に帰って来たら何したらいいもんかわからず、布団に寝転び天井を眺めていた。


【ピコン】


携帯が鳴る


液晶をみると、誰からか友達申請が来てる!


…ん?誰だこれ?


…木戸?


…あー!キッドかこれ?


…あいつ木戸だからキッドなのか?


…相変わらず単純で面白いやつだな。


オレは申請許可のボタンを押した。


…ちょっと待てよ。


オレは昨日のやり取りを思い出していた。


…そう言えば、キッドとアキねぇもID教えたけど、マイにも教えてたな。って事は人間界に戻って来たら、LINEに連絡くるのかな?


…でも、人間界に戻ってまで、わざわざ異世界のやつなんか絡みたくないかな?


…実際、来たらなんてあやまればいい。最後、最高の卒業式にしてやるなんて、言って、死なせて終わりなんて。リーダーとして不甲斐ないにも、程がある。


『はぁ。』


自分の情けなさに、ため息しか出なかった。


…でも、このまま会えないなんて、絶対嫌だ。


…もう1度会いたい!


…馬鹿にされても、怒られてもいい、連絡来てくれないかな?



なんだがマイの事を考えると胸が熱くなり、


もうマイに会えないかもしれないと考えると胸が締め付けられるような感覚に陥った。



…なんだろこの気持ち?死なせてしまった事の責任感なのか?



考えてもよくわからないので、

とりあえず月曜日だから、学校に行く事にした。


というのは建前で、学校に行けばシンや、谷口先輩、げんぞーの事の情報が少しわかるんではないかと言うのが本音だ。


戦闘に備えて各自、勉強と特訓とみんなの前で言ってはみた物の、今回はタイマンじゃない!戦争なのだから、オレの場合、素振りばかり練習しても意味がないような気がする。


言った本人が何していいかわからないんじゃ、魔族長として失格かもしれないがかと言って家にいても、なんの収穫もないので、だったら外に出た方がいい!そう自分で決断し、


兄ちゃん焼きのパンを口に放り込み、靴を履き学校に向かった。








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