11.6話
魔族村まで後少しのとこまで、来た!
「みんなちょっと止まって!」
シンが何かに気が付き、止まった。
『どうした?』
前まで歩いて来たら、誰か倒れている!
「こいつぁ、セシル組のセシルと、その仲間だな。」
『オレこいつ知ってる!2日目にオレを追って来た女プレイヤーと、待ち伏せして、首斬ったやつだ!』
「僕も見てた。ジュンでもみんな知らないんだ!みんなモンスターはモンスター!ただそれだけしか思ってない!僕もその時その場所に狩りに向かっていたんだ。僕が言うのもなんだけど、あまり、怒らないでほしい。」
『わかってる!』
オレは2人に近づいて見た。
女のプレイヤーの方は気絶してるだけだ!
ただ、男の方はヤバイ!かなり重症で虫の息の雰囲気だ!
うちらがザワザワしていた事で、女プレイヤーがゆっくり、目を覚ます
そして目を覚ますなり、
うちらを見て、叫んだ!
「なんでもします。すいませんです。命だけは勘弁してください。」
女の子の土下座なんて初めて見た!
女プレイヤーと話す為に前に出ようとした所でシンに止められた。
「ジュン!ジュンは見た目がゴブリンだから、僕が話すよ。」
そう言うと、シンが前に出た。
「僕らは、あなたの敵じゃない。何があったか話してくれるね?」
「わかりました。その前に、うちの隊長に回復魔法お願い出来ませんか?もう死んじゃうかもしれないです。」
「アキねぇさん。僕回復魔法特化じゃないから、一緒に手伝って貰えますか?」
「私も魔法使いだけど、攻撃と回復の両魔法型だから、そんなに回復強くないわよ。」
なぜかシンから、話しかけられてるアキねぇがオレに向かって話している。
「2人でやればなんとかなると思います。」
「わかったわ。」
「お2人とも、よろしくお願いしますです。」
「じゃあアキねぇさんいきますよ!」
「わかったから、こっち見ないでやって、いろいろ私大変だから。」
「ハー!!」
シンの手とアキねぇの手から出された光見たいのが、死にかけのセシルの体を包み、少しずつ、傷が消えていく。
「ブハー。」
セシルが意識を取り戻した。
「さすがアキねぇさん!やりますね。」
「そう。ありがと。」
回復を終わらせたアキねぇが少しだけど、ちゃんとシンを見て、会話していた!
「セシル隊長!今日異世界の歴史を変えるって!自分が死んでどうするんですか?」
ユイがセシルに抱きつき泣いていた
「まさか、な、同じプレイヤーに襲われるとは思わないじゃないか。」
セシルが大分元気になったようで、こちらに来る
「ありがとうみんな。ほっとかれたら、多分私は死んでいた。助けてくれた事、本当に感謝する。」
「セシル組のセシルさんですね。」
「いかにも、セシル組セシルだ。こっちは、私の右腕のユイ。」
「じゃあ、ちょっと何があったか、教えて貰っていいですか?」
「ちょっと待ってくれ、その前に確認しないといけない事がある。ユイ!ユイはあの秘密をあいつらに話したのか?」
「はい、、。ユイ話さないと隊長を殺すと、言われたので、、。」
「本当か?それはマズい!マズいぞ」
なぜかセシルが慌てている
「君たちはひょっとして、魔族村に、行こうとしてたのかい?」
「そうです。」
「では一緒に行こう!魔族のみんなが危ないかもしれない!無事ならいいのだが、、。君、名前は」
「シンです。こっちがカズキで、リンに、アキねぇさんに、赤魔族のジュン!」
「そうか!君あのときのゴブリンか、今日テリーさんに聞いたんだこの世界の話を、あの時は知らなかったとはいえ、申し訳なかった。」
『セシルさん。魔族村が、危ないって、、一体!』
「私はグロックにつけられて、魔族村から、出て来たとこを襲われたんだ!で色々聞いたこの村の話をユイが脅されて話したとしたら、、。そういう事だ。ただ、村に入るスキルは私以外は今は持ってないはずだから大丈夫だとおもうのだが、、。」
「とりあえずすぐ、先だから、行きましょう。」
そう言うとみんなで立ち上がりまた走り始めた。
村まで後500m、
400m
300m
村が見えて来た!
見張り台などが酷くやられてるのが遠くからでもわかる?
…マジか?
…襲われてんじゃねーか?これ?
『シン!村が見えるか?』
「ダメだ何も見えない!森しかない。」
『やっぱり特殊な結界があるんだな。』
魔族村についた!
『これは酷い!』
「どうした?そんなヤバイのか?」
『まるで、廃墟だ!』
「本当かい。グロックのやつ!見えない物を見えるようにするスキルは私しか覚えてないはず!なのに、どうやって魔族村に入ったんだ?」
オレは、前テリーさんと話した、会話を思い出していた。
…前にも厄災の2日の時こうなったって言ってたな。
…赤い星6のモンスター
…星6?
…ん?
…ん!?
…緑の星6!
『そうか!さっきの緑の星6って、グロックなんじゃないかな?この村は前、魔族長が言ってたけど、厄災の2日っていうのが、あって、自暴自棄になった赤魔族星6がこの村に来た時にそこにプレイヤーもいたらしい!体が光モンスターがいると、結界が無くなって、マップに映るんじゃないのか?ひょっとして。』
「あいつ、じゃあモンスター化したのか?」
「カズキそうとは限らない!魔族になる、スキルを覚えた可能性だってある。」
「まあ。そうだね?うちらより、最先端で戦ってるわけだから、そんなレアスキルがドロップしてもおかしくないってそんな話かな?」
『オレちょっと中に入ってみてくるわ!』
オレはいても経っても居られず、中に走って行った。
…これは、酷い!
相当暴れたのだろう部屋、建物、グッチャグチャだ。
でも、この村に魔族は居なかった!
…ちくしょうみんな死んじまったのかちくしょう!!
そう言うと後ろから肩を叩かれた。




