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ゴブリン魂  作者: チャー丸
異世界6日目
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11.2話

…あーそうか。昨日は魔族村の側でアキねぇに殺して貰ったんだったな。



魔族村のすぐ、側でオレは転生された。


起き上がるとマイと、キッドが話をしながら座っていた。



『アホジュン!起きたか!どうだった?』


『うん?まあまあだった。』


『おいおい!死ぬ表現にまあまあってなんだよ。なんかあんだろ、こう、、。』


『そうだな。痛みは、さほどなかった。オレは今まで痛みを伴わず死んだ事がないから、わかんないけど、多分失血死が近い表現だと思う。もの凄い孤独感見たいな感じで、だんだん寒くなって真っ暗に消えていく感じ。』


マイとキッドが顔を見合わせている。


『ジュン君表現がリアルだね、、、。』


『まぁ、でも当初の予定通り、痛みは無いからこれなら、いける気がする!』


『そうか!じゃあオレらも一歩前進だな。でもアキねぇばかりに負担がかかりそうだな。そんなバンバン、アスピルの魔法使ってたら、バテちゃうぜ。』


『確かに!でもこれを使う時は無抵抗な相手だから、オレらを殺しに向かって来るプレイヤーに対しては気兼ねなく、とまではいかないけど、自力で倒しにいけるだろ?オレも初日弓で理不尽に攻撃されて、普通に攻撃しにいってたから!』


『そうだね。アキさんが強いからって、頼ってばっかりじゃダメだよね。』


『そうだな!ジュンもマイミもオレも弱いからな。もっと強くならないとな。』


『その通りだ。オレなんかまだレベル3だったぜ。』


『ジュン君自分のレベルわかるの?』


『わかるよ!こないだプレイヤーの村に行った時なんだか近未来的な体重計みたいなやつがあってさ、それ知らなくて、アキねぇに乗ってみ?って言われたから、のったら、レベル3って出た。アキねぇが確かレベル9だったかな?』


『おー!すげーな。それ!オレも機会があれば乗って見たいなそれ!』


『でも、それ、なんでかわからないけど、自分の好きな所と嫌いな所も一緒に表示されんだよ。

オレそんなの知らないじゃん!だから普通に乗ったら、好きなとこに、[素振りをしてる頑張ってる自分]って出てさ、超笑われて恥ずかしかったよ。』


『あはは。それは確かに面白いね。素振りをしてる自分が好きって、ジュン君ナルシストなの?』


『アキねぇも同じこと言ってたけど、そういうわけじゃないんだけどな。』


『ジュン!アキねぇの秘密も見たのか?』


『いや、下の方手で隠して乗ってたから、見えなかったけど。』


『そうか。好きなとこにオレの名前があって恥ずかしかったから手で隠したんだろうな。うん。きっとそうに違いない!』


『、、、、、、、、、、、。』


『おいおい!2人共無反応はやめようぜ、せめてなんかつっこむとか、そりゃないなとか、なんか言わないと虚しいだろ!』


『じゃあマイ、アキねぇのとこいこうか。』


『そうだね。行きましょ。』


『悪かった。存在ごといない事にしないでー。』


オレらはあのアキねぇの池にまたみんなで向かって歩き始めた。


…毎回、プレイヤーだけ、村に転生されるって面倒だな。


歩きながら人間界のシンの話をどう相談しようか、考えていたが、

異世界での人間界のプライベートの話をするのは、好きな人に告白するくらい、いいづらい。


話すタイミングが出来た時に話そう、

特にアキねぇと合流してから、と思った。


でも、一つだけどうしても気になる事があり、それだけは聞いて見た


『ちょっとマイ、キッド、少しプライベートな質問なんだけど、いいかな?』


『まぁ、オレは構わないけど。』


『私は質問によるけど、なーに。』


『今うちらこうやって話をしてるだろ?この自分で出してる声って人間界でも同じ声なの?』


『オレは多分このまんま一緒だな。マイミは?』


『私もこのまんまかな。なんで?』


『プレイヤーに知り合いか知り合いじゃないかわからないやつが、いるんだけど、声がそっくりなのに顔は全然違うから、オレだけが人間界と同じなの確認したくてさ。』


『ふーん。そうなんだ。でもアキさんも、前キッドが冗談でアキねぇさんみたいのがタイプですとか初対面で言ってた時、私は人間界じゃこの顔じゃないからね。って笑ってなかった?』


『そうだ!そんな事言ってた!ってことは、プレイヤーは別な人間として、転生されてるってことの可能性が高いな。』


『まあジュン!そこらへんはアキねぇにゆっくり聞いたら教えてくれんじゃん?とりあえず池に急ごうぜ。』


『そうだな。そうしよう。』


オレらは急ぎ目にアキねぇと会った、初めての池を目指し進んだ。





〜〜〜〜〜〜〜〜


「セシル隊長、なんでそんなに走るんですかぁ。ユイはもう無理ですよ。」


「全く毎日毎日!村に転生されるのはホント面倒だな。せっかくそれらしきとこを見つけたのに、またプレイヤーの村から行き直しとは。」


「でも、セシル隊長、言葉のスキルの本も必要だったんですよねぇ。じゃ結局、村行かなきゃいけなかったから丁度よかったじゃないですかぁ。」


「ムムム。まぁそうなのだが。ユイ、急げば後30分で着くぞ!異世界の歴史が今日変わるかもしれない。」


「セシル隊長!もう聞き飽きたので、今すぐ変えてくださーい。お願いしまーす。」


「ムムム。とりあえず走るぞ。」


「ふぁーい。」


〜〜〜〜〜〜〜〜




〜〜〜〜〜〜〜〜

「セシルの野郎、最近狩場で見ないと思ったら一体何してやがる?いいか!おまぇら、今日はダンジョンのボス狩りは中止だ、ちょっと気になる事があるから、全員ついて来い!」


〜〜〜〜〜〜〜〜





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