2.2話(1/18挿し絵追加!)
その後すぐ中学卒業式となり、今の中学のやつらが誰一人いかない、高校へ、入学した。
「おっす!ジュン!顔色悪いな!どうかしたか?」
こいつは、げんぞー。
クラスは違えど同じ高校2年生
オレとつるんでいるボスの下っ端1号みたいなやつ。
ちなみにオレが2号。
別にやりたくて、やっているわけではない!
しかし中学の時の状態とは全く別もの。
今のボスには優しくしてもらっている。
そう、オレはやられるより
やる側に回ったのだ。
弱いから。
そうしないと、また精神が壊れるから。
頑張って変わって、
今の状態にまで来た。
別にカツアゲが好きなわけでもない。
殴るのも、弱い者を痛めつけるのも、好きな訳じゃない!
でも理不尽に殴られたりするのは、もっと耐えられない。
もうそっち側には行きたくない!
そう思い、高校に入る時には、髪を伸ばし、茶色に、染め、自分を守る為に左ポケットには、常にマイナスドライバーを忍ばせていたのだった。
【キンコンカンコン】
今日もなんともない学校が終わる。
このまま帰れればなんとも、ないけど、
そう思い下駄箱に向かって歩いていた時だ
「おいジュンこう!暇か?」
『うぃーす谷口先輩。暇っすよ。』
やっぱり来た。これが、ボス、谷口先輩
通称タニセンである。
「もう、げんぞーは先行ってるからよー。」
そう言うと、一緒に、歩いていった。
…どこにいくんだ?