裏9.4話(5/25 挿絵追加)
いろんな話して貰った事を思い出しながら、部屋に戻る為階段を、登る。
3階を、過ぎて
4階につき、廊下にでたら、
前から誰かが来た。
…なんだ、あれは?
…なぜ、シーツを、被ってる?
…シーツを被る意味がわからない。
お互いが一歩ずつ、近づく、
…あれっ?そういえば、4階は今日は僕しか借りていないはず、泥棒か?
「おいっ!君!僕しか借りてないフロアーで何してる?」
『えっ?3階と間違えちゃったかなー?』
…なんだこの人の声?
記憶が無い頭に電気が、走る!
…なんだ?絶対異世界では聞いたことない声のはずなのに体の全てがこの声を知ってると言っている。
「ちょっと、待て!君の声聞いた覚えがあるぞ!」
『えっ!』
…それにどうした?その腕、さっきみた時はプレイヤーの腕の気がしたけど、よく見ると緑色じゃないか?
…ひょっとして、こいつ!
「それにその腕、モンスターなのか?」
シーツを被った訳わからないモンスターが、焦っている。
その瞬間だった
モンスターが、いきなり、発煙玉を廊下に投げつけたのは。
たちまち、発煙玉は床に当たりそのまま天井まで上がり煙を出してあたりの視界を遮る!
『走れ!』
…ヤバイ逃げられる。
「待て!君はいったい誰だ!」
煙で前が見えないせいで進めない!
追い詰めたいんじゃなかった!
ただ聞きたかっただけなのに、2人組はどんどん離れていく。
僕は叫んだ。
「なぜ?僕は君の声を知ってる?僕はいったい誰だ?」
言っても返答はなかった。
とにかく煙の回りが早い!
早く窓をあけないと大変な事になる。
とりあえず窓をあけ、煙を逃した。
廊下の窓から顔を出すとさっきの2人組が森に走ってくのが見えた。
僕は煙が全部なくなった後、部屋に戻り1人で作戦会議を開いた。
色々気になる事しかない!
まずモンスターが、しゃべっていた事!
モンスターと、プレイヤーが共同していた事!
なぜこのフロアーにいたのかという事!
そして、全身が、あの声に反応した、あの声の正体!
色々考えたがあのモンスターにもう1度会うしかないという答え以外どう考えても出てこない!
もし、あのモンスターと一緒にいたプレイヤーがホントにプレイヤーなら、この作戦しかない!
と、いう事で結果は出た。
僕はとりあえず、寝る必要が無い異世界で部屋で横になり、明日の自分1人で立てた作戦備えて、少し目を閉じるのであった。




