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ゴブリン魂  作者: チャー丸
人間界 2016.10.26 水曜日 AM6:00
7/534

2.1話(1/14挿し絵1追加)



水曜日 AM6:00




『うわーーー。』


『なんだ、夢か。』


目が覚めるとそこはいつもの自分の部屋だった。


ただ、1ついつもと、違うとこ、


それは、夢の内容を事細かく、全部覚えていたという事、



それに、あの絶対忘れない痛み、


斬られた感覚、


その全てが鮮明に、覚えていた。


…オレあの時、斬られて、、


…あの時左みたら、あの時、


思い出したら、寝てはいられなく、トイレに駆け込んだ。


『ウェーー。』


『なんだよ朝からゲロかよ。夢みてゲロとか全く子供じゃねーんだから、、。』


『それにしても、シンにカズキ、リン、って、、、。』


その3人の名前に身に覚えがあった。


あったが、そんな訳ある訳ないと、


絶対そんなの偶然だと、


そう思い込み、


オレは制服に袖を通し、焼いたトーストを口にくわえ、学校に向かっていた。



オレは私立の高校に通う高校2年生


名前はジュン!

挿絵(By みてみん)

普通な高校生だ。


普通よりすこし、悪い部類に入るかもしれない。


これでも、中学の頃はまともだった。


高校デビューってやつだ。


デビューをしなくては、ならなかったのだ。



やられるより、やる側に回っただけの事。


平和に過ごせればそれが一番だと思っていたが、やはり高校に入っても平穏な日々はこなかった。



中学時代、ちょっとした事から、


オレは、クラスの番長的なやつに目をつけられるように、なった。


何度、そいつに刃向かおうと思った事か。



しかしこんなやつには、かならず、子分みたいのが3人はいる。


一対一なら負けない自信はあったが、

日々の嫌がらせにだんだん精神的に追い詰められて、いった。


そんな時だった。

オレは番長のお気に入りのガラケーを盗み、真っ二つにへし折り、


クラスのどうでもいいどんくさい奴のカバンの中に隠した。


別に誰でもよかった。


かなり精神的に来ていたんだと思う。


ただ、そのオレが携帯を壊して入れたカバンの持ち主はその後、オレの変わりにパシリに使われ、カツアゲに会い、オレより酷い目に散々会い、


そのうち学校にも、来なくなり、


いつの間にか転校していった。



そいつの名前



それがカズキだった。

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