7.85話
洞窟に向かっていきながら歩いていたが、
もう今日は大きい洞窟には間に合わないという判断になり、
もう少し近いが、この4人が入ったらもう、結構狭い穴倉のような洞窟でやり過ごそうとなった。
歩いている途中、日は傾き、キッドが使った30分のスキルの効果が切れまた、体が光出した。
『キッド今度は私の番だね。ジュン君じゃあ行くよ!ハァー!』
一度光った体の4つの光が消えていく。
これでまた30分は安泰だ。
オレの体の光が4つ!1つ20分で光るから、
異世界から人間界に帰る1時間20分前に光り始める事になる。
キッドが、30分使ってくれて、
マイ30分使って、くれたから、
残り20分でまた光り始める計算だ!
そこで、また、みんなで自分に使えば今日はみんな幸せに帰れる!
今日はいけるかも、そう思い空を見上げると、夕方が終わりかけ、異世界で始めて夜が顔を見せる。
「モンスターになったら、必ず体が光るのかい?」
『多分人間界から、転生してきたモンスターは光るみたい。その中でも赤魔族と、青魔族があって、、。』
オレは、その違いをアキねぇに話しながら歩いていた。
「なるほどね。ジュン君は、まだ4つから、光が減ってないんだね?」
『一応自分で間違ってない行動を取ってるつもりだけど、まだ星4モンスターのままかな?でも、赤い月の大きさは小さくなってたから、少しは変わってるのかもしんない。』
「ふーん。私達プレイヤーより、全然大変だね。」
そう話していたら、すっかり夜になった、、。
森には変な鳥の鳴き声もして不気味だが、人間界より、夜が少し明るい気がした、、。
…みんなのおかげで、始めてこんな時間まで生きてる!
これはホントに感謝以外の何者でも無い!
『みんなーついたぞ!とりあえずここで、明日の作戦会議をしよう。』
キッドがそういいながら、洞窟に入って行った。
『よし、とりあえずここで、いいな。』
出口付近で周りを見張りながら話し合いだ。
『アキねぇ。アキねぇって魔法使えるでしょ?どうやって覚えるの?』
キッドが興味津々で、アキねぇに聞いている。
「魔法書を持って本を開くと、覚えられるんだよ。ただ、覚えるには、モンスターを倒した時出てくる宝石がいるけどね。必要な、宝石を持って開いて、魔法書が光ると、魔法ゲットな感じ。」
『アキさんは何個覚えてるの?』
マイも興味があるらしい。
…マイだけはアキねぇって呼ばないんだな。
「誰でも覚えられるくらいな簡単なやつ3つくらいかな、あまり、始めしか戦闘にも行かなかったからね。」
…魔法かぁ、、。
…魔法で今日みたいな状況があった時なんとかならないかな?
『アキねぇさ。なんか敵をやっつける時にさ、モンスターでも、プレイヤーでも、ほぼ、痛み無しでやっつけられる魔法ってないかな?』
「痛みがあるかわからないけど、相手のHPを吸い取るドレイン系の魔法のアスピルなら、攻撃系じゃないから、痛くなくいけるのかな?
前に他の魔法使いが使ってたけど、
モンスター普通に叫んだりしてなかったよ。」
…HP吸い取る系か、、。
『なぁ、アキねぇそれ覚えられない?』
「今はもう、宝石ないよー。」
『アキねぇ。これオレの宝石!さっきみんなで初めて倒したモンスターのやつ。これ使ってよ。』
「キッドこれだけで、足りるかわかんないよ。」
『ジュン君!それ使おうか?』
マイがオレの腰を指してる。
『マイ!これは魔族長に貰ったやつじゃん!これは、流石にやばいだろ?』
『でも、これで、プレイヤー刺すより、これを宝石に変えて、
アキさんにその魔法覚えて来て貰った方がみんなにとって、良くない?
私だってプレイヤー刺すの抵抗あるし、だって、ジュン君戦う時、ナイフより拳って感じじゃない?』
『まあ、そうだけど、、、。アキねぇはそれで大丈夫かな?』
「私はなんでも大丈夫だけど、大切なナイフなんじゃないの?いいのかな?宝石に変えても、、。」
『アキさん。お願いします。うちの魔族長もわかってくれると思うし、この先絶対必要になると思うから?』
「わかったわ。」
オレは腰のナイフを抜きアキねぇに渡した。
『あっ!そうそうアキねぇ明日もし村に行ったらシーツ持ってきてくんない?』
「なんでシーツ?」
『明日持ってきてくれればわかるよ。』
「わかったわ。カバンに入るかな?」
そうこうしてたら、なぜか、キッドがオレの横に寄って来た
何か小声で言っている
『ジュンちょっと、アキねぇと2人で話したいんだけど、いいかな?』
…はーん。そういう事か?
オレは空気が読めるほうだ。
そういう事なら、別に止める理由は無い!
『いいぜ!行って来い!』
オレは親指を立てた!
…キッドおまえはああいうのが好みか?かなりの姉さん女房系だぞ!頑張れよ!
『サンキュー。』
そういうと、立ち上がり、アキねぇの前に行った。
『アキねぇちょっと話があるんだけどいいかな?』
「キッドなになに?プロポーズでもしてくれるの?いつでもいいよ。」
『いや、そうじゃないんだけど、いや、別にそうでもいんだけど、そういう意味じゃなくて、あーー!』
「キッドってからかい甲斐があって面白いね」
『そうじゃなくて、真面目な話なんだけど、いいかな?』
「わかったわ。外いきましょ。」
そういうと、2人で出てった。
『マイ!キッドあーいうのが好きなのかな?』
『いや、、。そういう訳じゃないと思うよ、、。』
なんだか、あまり浮かない顔だ
なんだかはしゃぐ自分が場違いな感じで冷静さを取り戻す。
『ジュン君!明日はどうするの?』
『そうだな、何をやるにも宝石は必要っぽいよな。マイさ、今日骨倒した時、力がみなぎる感じがオレしたんだけど、マイどうだった?』
『私も少し感じたけど、あれって気のせいじゃなかったって事?』
『やっぱり!じゃあうちらモンスターでもNPCモンスター倒せばプレイヤー同様に強くなれるかもだ。マイ!この異世界長いんでしょ?そんな強くないモンスターが出る場所わかる?』
『こっちとは逆かな?さっきアキさんに出会った方は比較的弱いはず、でも私も戦ったことないから、確実じゃないけど、さっきのキッドと同じやつ!あれ倒せたから、あそこらへんなら倒せるんじゃない?』
『じゃ決まりだな!明日はモンスター狩りだな。今のままじゃ、プレイヤーと差がありすぎる気がする!』
『わかった。じゃそうしよう!ジュン君!』
そんな話をしていたら、
アキねぇとキッドが戻って来た。
『キッド!アキねぇ!明日昨日アキねぇと出会った場所に集合になったから。アキねぇうちらと同じ所に転生されたら、また、みんなで一緒にいこう。もしプレイヤーだから森から、出て転生されたら、あの場所で落ち合おう。』
「わかったわ。」
なんか、アキねぇ、2人っきりになる前より、ちょっと元気が無くなった気がした!
キッドもあまり、浮かない顔をしていた!
…あいつアホだから、いきなり、告白とかして、ふられたりしてないだろーな。
『マイミそろそろか?』
『そうだね。もうじきだと思うよ』
…なんのことだ?
そういうと少し経って、3人とも同時で手が光始めた!