7.4話
『マイ、キッド、ホントめっちゃ嬉しいんだ。嬉しいし、2人と一緒に、冒険したいんだけど、オレは星4モンスターだから、2人と一緒にいると、迷惑かかるから、行けない!!』
…ホントはめっちゃ一緒にいたかった。
…この3人で異世界の冒険に出て行きたたい、、。
…行きたかったけど、
…自分のせいでみんなを危険にさらす訳にいかない。
苦渋の選択だった。
昔の自分だけ助かりたい自分だったら、
そのまま、即OKを出していたかもしれない。
でもここは異世界!
自分を犠牲にしても仲間を守らないといけない世界で、
でも月を小さくしたいからじゃない!
自分から、そうしたいと思ったから、
自分の安易な気持ちで、OKは出せなかった。
ましてや、マイや、キッドなら、なおさらだ。
そう思っていたら、マイが口を開く。
『ジュン君なら、そう言うと思っていたよ。でも大丈夫なんだなこれが、、私だけじゃダメだったんだけど、キッドと私が仲間に加われば可能なんだなこれが、、。えへへ〜。』
マイがどうだー。みたいなドヤ顔で話している。
…なんか秘策があるのか?
『まぁアホジュン!昨日オレとマイミで話して出てきた名案だからさ、オレらに任しとけよ。』
『そうなのか?じゃあオレは、2人と一緒に行ってくれってお願いしてもいいのかな?』
『もちろんだよ!ジュン君!』
『どんとこい!アホジュン!』
『2人ともありがとう。オレ何も出来ないけど、これからよろしく。』
他の人が自分の為に見返りではなく、してくれる親切!
親切が、こんなに幸せな気分にしてくれるなんて知らなかった。
異世界に来て4日目、初めて友達が出来た。
そして、初めてパーティが出来た。
オレのパーティ。
魔族一家のパーティ。
最高だ。




