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ゴブリン魂  作者: チャー丸
異世界4日目
37/534

7.4話



『マイ、キッド、ホントめっちゃ嬉しいんだ。嬉しいし、2人と一緒に、冒険したいんだけど、オレは星4モンスターだから、2人と一緒にいると、迷惑かかるから、行けない!!』



…ホントはめっちゃ一緒にいたかった。


…この3人で異世界の冒険に出て行きたたい、、。


…行きたかったけど、


…自分のせいでみんなを危険にさらす訳にいかない。


苦渋の選択だった。


昔の自分だけ助かりたい自分だったら、

そのまま、即OKを出していたかもしれない。


でもここは異世界!


自分を犠牲にしても仲間を守らないといけない世界で、


でも月を小さくしたいからじゃない!

自分から、そうしたいと思ったから、


自分の安易な気持ちで、OKは出せなかった。


ましてや、マイや、キッドなら、なおさらだ。


そう思っていたら、マイが口を開く。


『ジュン君なら、そう言うと思っていたよ。でも大丈夫なんだなこれが、、私だけじゃダメだったんだけど、キッドと私が仲間に加われば可能なんだなこれが、、。えへへ〜。』


マイがどうだー。みたいなドヤ顔で話している。


…なんか秘策があるのか?


『まぁアホジュン!昨日オレとマイミで話して出てきた名案だからさ、オレらに任しとけよ。』


『そうなのか?じゃあオレは、2人と一緒に行ってくれってお願いしてもいいのかな?』


『もちろんだよ!ジュン君!』


『どんとこい!アホジュン!』


『2人ともありがとう。オレ何も出来ないけど、これからよろしく。』


他の人が自分の為に見返りではなく、してくれる親切!

親切が、こんなに幸せな気分にしてくれるなんて知らなかった。


異世界に来て4日目、初めて友達が出来た。


そして、初めてパーティが出来た。


オレのパーティ。


魔族一家のパーティ。


最高だ。




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