7.2話
今回もあのプレイヤーに囲まれて殺された森の場所に来た。
…やはり死んだら、死んだ森に転生されるんだな、、。
今回の説明でだいぶ異世界の事を把握できてきた。
…月小さくなっていたな。
神様の話の内容より1番ビックリした事!
そう!それは今回見た月は、
前回見たドス黒い月って感じより、黒から赤く戻りつつある感じで、
それに比例して、大きさも一回り小さくなってる感じだった。
月は中心から暗黒化が加速してくる。
多分、悪い事をしたら中心からどんどん黒くなっていき、
そのうち、赤い部分が無くなり完全に真っ黒い暗黒月になった時にオレは、星6でこの世界から追放されるんだろうという事に予想がついた。
今回はなんの影響か月が一回り小さくなり、色も前より優しくなったという変化が見られた。
…青魔族のみんなを守る為に村から出た事が評価されたのかな?
そして、神様の話から1番気になった事がある。
赤魔族は、殺人に加担した犯罪者といっていた。
…オレ誰も殺してないし、、、。
…やる側になった事が精神を殺したって事なのかな?それが犯罪者っていう事か?
色々考えても始まらない。
でも、神様の言ってくれた事で自分のこの先の行動方針がはっきりした。
色々まだ全部は把握していないが、
ゴブリンのオレはこの神様が作った世界のプレイヤー全てを倒す事で、結果的にみんなからの信用を経て、月が正常化していくなら、その言葉を信じて進んでいくしかない。
…いつまでも森で寝ててもしょうがないな。起きるか?
オレは自分の惨殺現場からゆっくり起き上がった。
今日も清々しい日差しがさしている。
この異世界では必ず人間界でいう朝っぽい感じで始まる!
そして、太陽はかなりの速さで移動する。
これはあくまで予想だが、時間が経てば夜も来るのでは無いかと思われる。
でも、オレはいつも夜らしきものを体験するまでに殺されて来たので。実際にはわからないのが実状だ。
ただ、殺された時、若干日が傾いていたことからの推測だが、、、。
異世界では1日は4時間で回っていて、
日が出ている時間がやたら長い1日の構成だと思われる。
異世界で人間界の四季があるかはわからない。
ただ、暑い感じも寒い感じもなく、毎回気温はちょうどよいがここに来てまだ4日目なのでわからない。
『さて、あてもないけどとりあえず体が光る前にいくか、、。』
そう思い歩きだそうとした時だった。
『ジュン君!!!』




