もう1つの115話の続き 響side前編
もう1つの115話の続き前編。
2013年 5月16日 木曜日 PM6:42
〜〜〜〜響's side story〜〜〜〜
これはあの6人の知らない誰も知らないオレの話。
覆面野郎に殴られ襲われた後の話になる。
「響!大丈夫か?」
オレは電話をしてジャイに助けを求めた。
「ジャイありがとう。来てくれて嬉しいよ、、。肩貸してくんない?」
「ほらっよ。」
ジャイの肩を借りてジャイの車に乗せて貰った。
「響!オレの病院でいいのか?1時間かかるぞ!」
「それで構わない。むしろそこがいい。タカもユッティもいるんだろ?」
「ああ。みんないる!話貰ってから知り合いの刑事さんも呼んである。」
「それは助かる。行ってくれ。ジャイ!脇腹と足が痛てーよ。」
【キュルキュルブォーン!!】
ジャイがシートベルトをしてギアをDに入れる。
「飛ばすぞ!響!」
「頼ってごめんなジャイ!」
「気にすんな!病院でキッドもユッティも心配して待ってる!」
そう言うと、ジャイの車の助手席で少し眠った。
気がつくともう病院の玄関の前にいた。
…痛くて目瞑ってる間に寝ちゃったか?
『響!』
「響!」
「タカ!ユッティ!元気そうで何より。ウッ!痛てー。」
玄関ではタカとユッティが車椅子を用意して待っていてくれた。
ジャイが運転席から降りて、助手席のドアを開けてくれて、
3人に抱えられ車椅子に乗せらた。
「ドジ踏んじったよ。」
『ドジ踏むも何も被害者なんだろ?そんなもんしょうがねーよ!』
「とりあえず命とかに別状がなくてよかったじゃん!」
ジャイが運転席に回った。
「キッド、ユッティ、響をロビーに連れてってくれ!オレは車かたしたらロビーで、合流するから!その後響レントゲンな!」
『あいよ!』
「悪いなみんな迷惑かけて、、、。」
そう言うとジャイが自分の、車をしまいに行った。
『なんだよ!響落ち込んでんのか?ラビ連れて来てやろうか?』
「はは。それオレ達が連れて来たイベントじゃん。本当元気そうでよかったよ。あれから来れなかったから心配してたんだ。2人とも仲良くなったみたいで、それもよかった。」
「でも全く一難去ってまた一難だね。」
「すまねぇ。」
「ちょっとキッド!私が知ってる響こんなんじゃないんだけど!響どうしたのよ。もう、、。」
『ユッティそれ以上言うな。オレにはわかる。何も出来ないのにやられる恐怖って体はこんなもんで済んだとしても、結構精神的に来るんだぜ。いつ終わるかわからないそんな恐怖に、痛みが更に追い風で乗っかるんだ。わかるだろ?ユッティ!オレが見た世界の一片みたいなもんだ!』
「そうか、、、ごめん響。今日は私がKYだったかもしんない。」
「ユッティ大丈夫だ。気にすんなよ。ちょっと痛くてナーバスになってるだけ明日には元気になる!」
『響!何があったか話してくれるか?』
「ああ、聞いてくれ。でもジャイが来たから後でになりそうだ。」
ジャイがロビーから走って来た。
「寒いからロビーで待ってろって言ったのに、、、。」
『ちょっと話してたらなつい、入るの忘れちまった。』
「ジャイ!2人とも元気そうでそれ見てるだけでこっちも元気貰えそうだ。」
「元気は貰えてもな怪我と傷は治らないからな。早くレントゲン行くぞ。」
そう言ってジャイが病院の中に入って行った。
「こないだオレがタカを押してやったのにな。」
『これで貸し借り無しな。』
タカに押して貰って、病院に入る。
「ラビ連れて来たのもチャラかよ!重かったんだぜ。」
『そっか、じゃあ響の家の犬の散歩当番オレとユッティでやってやるから。』
「私も?」
『嫌か?ユッティ。』
「嫌じゃないけど。私もレディなんだからさ、決定する前に聞こうよ。」
『嫌じゃないって言うとわかってたから!大した長い付き合いでも無いけど大分ユッティの事を理解してるつもりだけどな。』
「そ、、、そうなの?じゃあまあいいや。」
…似た者同士だなこの2人。
…双子みたいだ。
…委員長とは真逆だな。
「じゃあ、うちの犬の散歩、ジャイ、シオンヌ、光、ユッティ、タカとオレでみんなでやろうぜ!なんか朝ジョギングが懐かしくてさ、みんなで走るんじゃなくて歩くのもいんじゃん?」
『了解した!』
「私楽しみかも。」
『ほらっ。楽しみだった!ユッティ動物好きそうだもんな!』
「ちょっと人を単純みたいに言わないでよ。女心はもっと複雑なんだからね。」
話しながらレントゲン室前に着いた。
「響!じゃあ、入るぞ。響が痩せて写るカメラだ。嬉しいか?」
「撮り終わって痩せてるならな。」
「キッド、ユッティ、手当てしてから部屋に連れて行くからどっちの病室がいい?」
「私のでいいよって言おうと思ったけど屋上でどう?邪魔にならないし、ただ響来れるかな?」
「大丈夫!折れてる訳じゃないから最悪ジャイの肩でも借りて行くよ。」
「そう言う事だ。後で連れていく。安達さんも呼んであるんだが、まだ来れないらしい。今追ってる事件が忙しくて大分遅れるそうだ。」
『安達さんと話するなら、オレとユッティはいない方がいいよな。色々とこないだの事があったし。聞かれるよな?』
「そうだな。オレの休憩室で、安達さんと響とオレの3人で話す。じゃあ後でな。」
『わかった。じゃ響後で。』
「おうよ。スマートな写真撮って来るよ!」
『スマートな写真って骨じゃね?骨なんてな、、痛っ!痛いなユッティ!』
思いっきりユッティがタカの足を踏んでいた。
しかも睨むようにタカを見ていた。
…どうした?
…骨がなんかあるのか?
『ははは。なんでもない後でな。』
そう言うとタカとユッティが歩いて行ってしまった
去りながら、あんたバカでしょキッド!とユッティが怒っている。
…ユッティ何を怒っているんだ?
…あっ!わかった!生理か?
…あっ!オレそういう事言うからKYって言われるんだった。
…あぶねー!言わないぞ中学のオレは思った事をすぐに口に出さないんだ!
…みんなKYって言うからよ。
…中学からはKYは卒業して大人になっていかないとだからな。
そしてオレは足を引きずりレントゲン室に入る。
そこから、検査や手当てや痛み止めの薬などの色々な手厚い手当てをジャイから受けた。
痛み止めのおかげで大分楽になって、これからジャイと屋上に向かう、、、。
そこから作戦会議が始まる!
今タカの姉さん!ハルねぇに起きてる事や、オレに起きた事を話す会議が薄暗い病院の屋上で、始まる!
2つの事件の終末、、、。
そこにある物は、、、、。




