裏プロローグ(1/19挿し絵追加)
裏プロローグ
僕はシン。
なんの変哲もなく勉学に励む普通の高校生だ。
そんな普通の日々はちょっとした事から崩れていってしまった。
あれは、高校2年の5月始めだったろうか、
僕はトイレでメガネを洗い、
その水滴を振り払いながら歩いていたら、
【どかっ。】
「いててて。。」
そこには、ガラが悪そうな先輩がいた。
「いててて。じゃねんだよ!おまえのせいで服ぬれちまったじゃねーか!あん?」
「ごめんなさい。」
「あーなんだって!!聞こえないんだよ。おまえちょっとこっち来い!」
「謝ったじゃないですか、、。」
「あー?なにボソボソいってんだよ!言いてーことあんならはっきり言えよ!聞こえねーんだよ!」
…僕は元々声が小さいんだ。
…しょうがないじゃないか。
…僕は怒られるのかな。どうなるのかな。逃げ出したいな。不安だ。
僕は不安がいっぱいのままでかい先輩に肩を組まれ自転車置き場まで来た。
そこには、怖そうな先輩に2組の不良の人と3組の不良の人がいた。
肩を組んでいた先輩が、2組の不良君に怒鳴っていた。
…あの2組のジュンって人か?確かいつも1人の人だったかな?
…仲間割れかな?どうでもいいから、このままそれで解散にならないかな?
そんな時だった。
この先輩がとんでもない事を言ったんだ。
「ちょっと待て、まず前哨戦だな。ちょうどいい。オレにぶつかって来たおまえ、おまえ、行け、、。」
…えっ? えっ? 行けって何?
えっ?えっ?
ジュンって人がこっち見てる!
『おらーーー!!』
そう叫んだら一瞬だった。
殴られて気を失ったらしい。
起きたらやつがいた。
僕を殴ったやつがいた。
僕を殴っておいて僕を心配してる感じだった。
…なんだ、この八方美人な嫌なやつは。
…僕はこんなやつ大嫌いだ。
僕は立ち上がり教室に戻った。
その後、次の日もその次の日も
あの先輩が僕につきまとうようになった。
あんなやつ死んでしまえばいいのにと思っても何も声にすらできなかった。
そして、数日後、
僕は学校にも行かなくなった
あの先輩の顔を思い出すだけで吐き気で食欲もなくなった。
そんなんで、家で勉強する日々が何ヶ月も続いたある日の夜。
僕は不思議な夢を見た。




