6.6話
学校についた。
今日は金曜日、週の最後の登校日だ!
いつもなら、げんぞーがすぐ寄ってくる所だが、
今日は、静かだ、、。
…どうかしたのかな?
あいつのいる教室を昼休みに覗きに行ったが、
どうやら休みのようだ。
自分の教室に戻りながら、
シンを探してみたが、どうやらシンも今日は休みらしい!
…なんだ今日は、、。
…意気込んで来たのに拍子抜けだな、全く!
何もない、ただ平和な時間だけが過ぎ、
下校時間が来た。
いつも呼びに来る、タニセンも来ない!
…どうなってる?
静かすぎる1日だったが、別に深くは考えなかった。
逆に普通過ぎる1日を満喫していた!
最高だ!しがらみの無い生活!
万歳!
…いなきゃ、しょうがないよな。
…いなきゃ、救いようが無い!
…今日は帰ろう、、。
凄い緊張して、凄い覚悟をして
学校に来たのに、1日はあっけなく過ぎていってしまった。
カバンを肩から背負い、
1人暮らしの部屋に戻って。
異世界で今後どうするか、色々考えていたが、
結局なんの突破口も見つからない。
『おっし!!』
気合いを入れて異世界にむけて、1人眠りについた。
この気合いは死ぬとわかって行く異世界に心が折れないように、
自分に喝を入れる為の自分のおまじないみたいな物だ。
まあ始めたのは今日からだが。
オレは必ず夜中くる異世界に向け深い夢に入って行った。
その一方、この寝ている間オレの周りの人間界では、
色々な事が急展開で動いていることは、
この時のオレは知る由もなかった。