表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゴブリン魂  作者: チャー丸
人間界 2016.10.28 金曜日 AM6:00
28/534

6.5話

思いっきり足を踏み込み、家での練習通り、右から、顎先を狙った!


【パスン】


狙いが読まれていたのか?2人をのしたのが同じ攻撃だったから、警戒したのか、左手で見事に弾かれた瞬間!


グラっと来たのはオレだった。


…その図体でハイキックかよ、、。


左手でオレの拳を止めたとほぼ同じに、右ハイキックで耳付近にくらい見事にいかれてしまった。


倒して生まれ変わると言うこっちの、思惑とはよそに、オレは地面にひれ伏していた。


…格が違いすぎる、、。


オレはまたこれから、ボコボコにされて、

中学の時みたいに、パシリにされたり、

色々される事を地面を見ながら覚悟していた。


そう思っていたのだが、


意外にもこの後のタニセンの態度は自分の考えていた想定の物とは遥かに違った。



『おまえジュンって言ったか?オレはおまえが気に入った!これから、オレについてこい!ちょっと遊んでやろうのつもりで、今回呼び出しただけなのに、

思いがけずいいもの見せて貰った!

なかなかなパンチだったな!

ただ、それだけじゃおめぇはオレにはぜってー勝てねぇ。

おぃおまえら!げんぞー運んでやれ!

おぃジュンこう!げんぞーはオレの下だ。これからは仲良くやれよ。』


そういうと、仲間を連れて去って行った。


その場には、オレと、倒れたシンだけが、残された。



こうやってオレはやる側として人間デビューを果たし、自分の居場所を手に入れたのだった。



オレは気絶していたシンに声をかけてシンは目を覚ましたが、


その後、なんと声をかけていいか、わからず、その場に居たら、シンはオレとは目も合わさず、そっけなくいなくなった。


そして数日間タニセンの嫌がらせを受けたシンはすぐ学校に来なくなった。


元元友達だった訳ではないから、そんな気にはしていなかった


だが、意外にもシンがまた学校に来始めたのが、一昨日初めて異世界に行った日の朝だ



そうなると、やはり、タニセンに目をつけられ、呼び出されたりして、昨日に至ると言う訳だ。



なぜ登校拒否をしていた、シンがいきなり、また登校を開始し始めたのかは未だにオレにはわからない。


それは本人のみぞ知るって話だ。


ただ、オレからすれば、こういう風に呼び出される可能性はあると思っていたし、シンが標的にされるのも想像ついていた。


だから、休んでいてくれた方が

オレ的にはよかった。


それにオレ恨まれている可能性もあるのだから。


あの場面とは、いえ、いきなり殴って気まずい感じなのも事実だか、



今じゃもちろん申し訳ない気持ちでいっぱいだ。



だからこそ、今日は決断の日なのだ。


人間界の自分を変える

重要な1日になるはずだった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ