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ゴブリン魂  作者: チャー丸
ユッティ's side story
274/534

114.1話



私はルートとノームを背に合わせて向かってくる5体に構えた。


『五月雨アロー!!』


「ライトニングボルト!」


【ズダーン!】


…来た!第1陣!


私もハンマー側でフルスイングした。


5体が全て壁に吹き飛んでいく。


【ドガーン!】


…ひょっとして、そんなに強くない?


…いける!


この時計側なら私1人で、食い止めれれる。


「キュキュッキュキューキュキュッー」


『わかった。』


そう言うと1人で時計側を向いた。


次はおよそ10体が来る。


「おいっ!ルート!マスカットなんだって?」


『スパイラルアロー!!うりゃー!!マスカットが時計側1人で持ちこたえるから2人で、反対側全て早く倒してこっちに加勢しに来てくれって。』


「死ぬんじゃねーぞマスカット!ライトニングボルトー!うぉー!」


【ズダン!!】


…頑張れ!ルート!ノーム!


そう思い、少し振り返ったら階段が目に入り!


その階段の1番下0は光っているが、5、10、15までの階段の光が消えている!


…この階段!


…やばッ


「キューー!」


【ドガーン!】


「キュー!」

「(危なかった!)」


…倒した数だけ階段の光が消えるんだ。


…1番下は消えないんだ。


そしてノームの魔法で25の階段の光が消えた瞬間!


【ゴーンゴーンゴーン!】


本日2度目の時計の下の虹色の鐘が鳴る!


そして左右の木箱が開きさっき同様虹色の鶏が2匹とてつもないでかい声で


【コケコッコー!】


と鳴く!


そうすると、また寝ていたように動いていなかった何体かが動き出す。


…25体ワンセットなの?


『こいつらさっきより、多分強いと思う!僕は階段の上から五月雨アローを撃つから!2人で耐えて!1本の矢が5本に増える技だから。かなり数減らせるはず、。』


「わかった!頼むぞ!ルート」


そう言いながら、階段に近づき、私が見てる前で1段目のまだ光が消えて無い0をルートが踏んだ瞬間!


【ゴーンゴーンゴーン!】


3回目の鐘が鳴る。


「なんだよ!どうした?」


みんなが鐘の鳴る時計の方を見たら、


01:53:42から


デジタル時計が88:88:88と全て点灯しその後02:00:00に戻り、


左右の木箱からアホウ鳥が出て来て、


【アホーアホーアホー】


と言いながらデジタル時計が天井にしまわれていく。


モンスター達をみるとまるで蜃気楼のように透明になりみんな消えていき、


幻想的な階段の色も消え、壁のランプの色も普通の色に変わり


ただ何も無い部屋に変化し、テンションが狂冷めした。


階段に書いてあった、数字も消えていた。


『どういう事?』


「階段に上るような卑怯な事はしちゃいけねんじゃね?」


…多分そう!


私も首を縦に振った。


『そっか。僕のせいか?ごめん。じゃあ帰ろう!みんなに報告だ。』


ルートが階段を上り始めた。


「強烈なダンジョンだったな!」


ノームもロッドを腰に戻し螺旋階段を上り始めた。


私だけが、あの時計があった方を見ていた


…アホーアホーって、、。


「キューーー!!」

「(アホーーー!!)」


「ルート!マスカットなに叫んでんだ?」


『アホーーだって、、。』


「ははは。おもしれーやつだな!あいつ!マスカット!早くしないと置いていくぞ!」


私も階段を上り、バトル会場の広さをマジマジと見ながら上がった。


そして、扉を開き、初めての東のダンジョンから生きて出た。


ダンジョンの主にアホーと言われ、敗退して帰還となったのだった。


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