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ゴブリン魂  作者: チャー丸
ユッティ's side story
269/534

112.1話 異世界4日目(5/3 5/9 5/10 5/15挿絵追加)


異世界4日目


〜〜マスカット's side 〜〜



私達は全員で北の方のダンジョンに行く話でまとまり、


全員で北上する事にした。


その間に自己紹介が行なわれた。


まずリーダー的存在の赤魔族ゴブリン!この先頭を歩くのがルート!


かなり頭がいいと思われ、情報収集、作戦の立案をしながら前方には出ないみたい。ゴブリンのくせにメガネかけという変な奴。


そんなゴブリンで頭が良さそうなオーラがでてるかな?



そして、魔法使い兼剣士として、後ろから隠れていた。男女2人のうち男の方!


私に張り手され、今私が見ている方に魔法使いのロッドを担いでフードを被りあるいてのがノーム!

挿絵(By みてみん)

まぁ張り手されて当然でしょ?


いきなり後ろからなんて卑怯だもん!


当然だよね?


私は卑怯は嫌いなの


自分でやってる時もあるかもしれないけどされると嫌い。


自分でもワガママな女だと思う。


その私が張り倒したプレイヤー!この人は気性の上がり下がりが激しくリアルでもノームとアダ名で呼ばれているようで、ノームのノームはメトロノームから来てるらしい。


キレるとテンポが早くなるとかそういう意味なのかな?そこらへんは謎。



そして、女魔法使い!両魔法型!リッカ。

挿絵(By みてみん)

リッカにはリッカの宿屋知らないの?そのリッカだよ!と言われたけど私にはさっぱりだった。


何かのゲームをみんなでやる事があり、異世界に来た時に、この名前しか無いと決めたらしい。


ゲームをしない私にはさっぱりよくわからない話だった。


このパーティは全員偽名の様で訳あって本名は出せないみたい。


まぁ、それは私達も一緒で、キッド、ジャイに私に至ってはマスカットなんて食べ物の名前。


人のグループにどうこう言える訳じゃない。


そして、後2人、私に武器を構えていたうちの1人


関さんみたいに話す鎌使い。しかも異世界では視力や腕や足などそういう物は良くなって転生してくるはずなのに、メガネのパンタ!

挿絵(By みてみん)

パンタグラフから来ていると言うとパンタの趣味がわかると思う。


オレの撮った鉄道の写真がJ×のカレンダーになったんすよーって自慢げに話していた。


私は自分自分と前に出る男子が苦手。


私が前に出る様な将来奥さんになりたい。


それでも、ピンチの時は全力でかばってくれる旦那様と結婚したいと思っていた小学生時代。


今はタイプ自体がキッドになった。


我ながら移り気が早いなぁと思うような気がするけど、頼りになってピンチの時は助けてくれるとこはピッタリ!


キッドと狩場に行って4体を1撃で一掃しようとした時に、1体仕留め損ねた時に、マズいと思った時に私を飛び越え華麗に倒し、手を出してくれた瞬間その手を引っ張って抱きしめたいくらいドキっとした。


まさに理想のシチュエーションをしてくれるキッドに今の私は釘づけ。


だから今のタイプはキッドで、


オレオレタイプのパンタは苦手って話。


男は言葉より行動でしょ?


男はメガネより筋肉じゃない?


リアルのキッドは筋肉なさそうだけどね。ふふふ。


で最後、シェリー!

挿絵(By みてみん)

この人も近接前衛型大人しそうなプレイヤーだ。


ヌンチャクだか鎌だかわからない珍しい武器を持っている。


シェリーなんて名前で金髪カール巻きみたいな女の子みたいな名前だけど、男プレイヤー。

尾崎豊が好きなんでって言っていたけど。


そもそも尾崎って誰?


ジャイとキッドはわかってる感じのリアクションに私はジェネレーションギャップを感じざるを得なかった。


ほとんどリアルの事は教えてくれなかったけど、みんなが同じ大学でリアルに友達で、ここに来たトラウマは一緒なんだと教えてくれた。


狩場を通過し、魔族村を越え、北のダンジョンに来た。


『リッカ!弓借りていいかい?』


「はい。頑張って。」


ゴブリンが弓を受け取った。


『ルート!おまえ弓で戦うのか?』


『そうだけど、1対2なら武器は違うけど2対2なら僕が土偶になるはず!近づいても逃げるからね。遠距離攻撃とナイフがあれば充分でしょ。』


そして、キッドが近寄って来る。


『マスカット!何かの役に立つと思う!覚えてみないか?』


渡されたのは初期魔法の本。


攻撃型と補助型。


攻撃型を覚えたら、攻撃魔法のみ強くなっていくし、


補助型のみ覚えたら回復などサポートが凄く伸びていく。


両方覚えられたら、両魔法型とされるが、覚えて伸びていくスピードが遅いし、覚えられる強さの頭打ちが早い!


魔法でモンスターばかり狩っていれば魔法がどんどん強くなる!


逆に使わないと武器の力ばかり強くなる。


…魔法かぁ。


…私は魔法ってタイプじゃない気がするんだけど、、、。


…確かに覚えといて損はないかな?


私は受け取り1つ開いた。


開いても何も変化は無し。


なんもならないじゃんと思いキッドを見たら


その光景をみてキッドが笑っていた。


別に気にせず、もう1つの方を開いてみるも結局変化は無し!


首だけキッドの方をギロっと睨んだ。


「キュキュキューキュー?」

「わかってやったでしょ?」


『おい!ジャイなんだって?』


「こうなるのわかってやったのか?って」


キッドが手をそんな訳ないとブルブル横に振りながら全否定していた、


『オレら3人は魔法無しだな。まぁ豪腕マスカットには魔法なんて似合わないとは思ったけどな。ははは。』


「無駄になっちまったか?」


ジャイに魔法の本を返した。


『マスカット、おまえの豪腕、ルートに見せびらかして来いよ!』


「キュキュキュキュー」

「私1度死んでるけど」


「1回死んでるけど、、、ってマスカットが言ってる。」


『大丈夫だ。1対1なら負けないはずだ。もう1体はルートが引き付ける!なっ?そうだろ?』


『もちろんそのつもりでいる。今の計算式ならどう転んでも負けない。』


『だそうだ。マスカット、これ!カプセル持っていけ。前回もひょっとしてこれがあればいけたかもしんないな。無理だと思ったら出て来いよ。』


…前回も無理しないで死ぬ前に出てくれば良かったんだけど、引き際がわかんないよね。


…頑張って来る。


私はキッドの肩を叩き、行ってくると目でアイコンタクトをした。


そして、ルートと扉の前に立つ。


「これって、お二人が入った瞬間にオレも滑り込んだらいけそうじゃないっすか?」


パンタが腿上げをしてやる気満タンみたいだった。


…魔族しか入れないダンジョンにプレイヤーが滑り込むって事?


…いや無理でしょ。


…異世界のことわりを無視して無理だと思うけど。


「こいつ言い出したら聞かない馬鹿なんだよな。」


「じゃあ、やっていいって事っすね。キッドさんも、ジャイさんもそれでいいっすね。」


『ああ、、、。別に、、、。なぁ、 ジャイ。』


「ああいんじゃないか?」


「ルートっちOK出ましたよ。」


『やってみて満足するならやってみたらいんじゃない?』


…本当そんな事して大丈夫?


私とルートが隣で並んでる5m後ろでクラウチングスタートポーズで用意万端のパンタがいる!


『なぁ、おまえらいつもこんな感じなの?』


「そうだなこんな感じだ。」


「馬鹿な事ばっかりするの!パンタって大学でもカーテンを縛って授業中2階から脱出出来るかとかやるんだよ。まぁ私らみたいに見てる方は笑いこらえるのが大変だけど。」


『でどうなった?パンタは?』


「カーテンがちぎれて捻挫して悶えて職員室呼び出し。」


『ははは。本当ネタみたいなやつだな。』


「パンタ行くよ!」


ルートが扉に手をかけた。


「絶対入ってやるっすよー!」


【ギギーーー!】


そして押して開けて私と一緒に一歩踏み出した所に後ろからパンタのダッシュする音が聞こえる。


…いけちゃうの?


【ズダーン!】


近づいた瞬間パンタに雷が落ちた。


「ダメっしたー。いてー。」


パンタが雷が落ちたのと同時間!見えないくらいのスピードで扉が閉まった。


【バターン!!】


『痛っー!!』


「キューーー!!」

「痛ーーーーい!」


どういう状態かと言うと、扉を押して入る扉でルートが開けると左側も自動で開いたので私とルートが一歩前に行った所で見えないスピードで扉が閉まる。


閉まる所に立っていたらそりゃ扉に張り手されたようなもの。


「キュキュー!」

「鼻が潰れるー!」


悶絶以外の何者でもない。


…あいつ馬鹿でしょ!


『はははははは。馬鹿だわ!パンタだっけ?馬鹿だわ!面白いちゃ面白い!』


「あー!でもこれパンタのダメなやつ!他人に迷惑かけちゃうダメなやつ!」


「さーせん。みんな!パンタグラフのパンタが電気貰ったのに痛いだけっした。全く入れませんでした。さーせん。」


私はキッドの腕を掴んで私の鼻を指さして、パンタを指さした。


『まぁ、そんな怒るなよ。おまえと3日しか一緒にいないけど言いたい事はわかる。とりあえずカプセル飲んどけ。』


そしたらルートが寄って来た。


『あんな馬鹿でごめん。オレのチームの不手際だからオレのカプセル飲んで。』


「キュ、キューーー。」

「あっ、ありがとう。」


『あんな馬鹿だけど僕の仲間なんだ許して。』


「キュキュキュ。」

「別にいいけど。」


『じゃあ気を取り直して行こう。』


私はまたルートと扉の前に立ち


【ギギーバターン!!】


次こそ中に入って行った。


…リベンジマッチだ。


真っ暗な部屋に前回同様虹色の炎がついて行く。


「ルート!私達と仲間になるのは構わないけど、私が女とか絶対キッドに言わないで。これだけはみんなにも言っといてくれない?基本的に私は話しないからそのつもりで。」


『わかった。』


壁の器に

赤→橙→黄→緑→ 青→ 藍→紫と灯りの炎がゆっくり付いていく。



やはり前回と一緒みたい。


私もルートも武器を構えた。


「ねぇ、私回りくどいの嫌いだからストレートに聞くけど、あなた誰か殺したの?」


『本当に随分ストレートだね。じゃあ僕もマスカットが女って言わないから聞いた事誰にも言わないなら言ってもいいよ。』


「わかった。」


ゆっくり火が灯っていく。まだ少し時間があった。


『事故だったんだ。実験中に事故が起きた。その現場にあのみんな全員がいた。混ぜちゃいけない薬品を混ぜてしまったみたいでうちらがいなくなってから時間差で毒ガスみたいのが蔓延した所に大好きな先生が運悪く入って亡くなった。うちらもまた研究室に戻った時には毒ガスは全て窓から煙は出た後で、 先生だけが死んでいた。先生はその日帰って来るはずじゃなかったんだ。』


話の途中で、


1つ1つ色が違う明かりの虹色の炎が奥まで届いてしまった。


この後巨大釜に虹色の火が灯り


時間のカウントダウンが始まるとバトル開始になる。


『マスカット!話は後で話す。ボスを倒しても時間内に宝箱を取らなければ、ここにはいられる。話は倒した後で。』


「わかった、、、。」



また超でっかい釜!巨大銭湯の巨大風呂くらいの大きさの釜からに虹色の炎が灯る


2:00:00の表示がカウントダウンを始めた瞬間!


2回目のリベンジマッチ!


今回は2人でハニワと土偶に走り出した。

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