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ゴブリン魂  作者: チャー丸
人間界 2016.10.28 金曜日 AM6:00
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6.3話


オレは高校デビューで髪を1年のときから、染めていた。


1年の時から目をつけられていたらしい。


2年になり、上級生に呼ばれた。


どうやら、タニセンにはオレがかなり、とんがって写っていたらしい。


チャリ乗り場に、呼び出された。


その時、周りには、タニセンの仲間、そしてげんぞーもいた。


オレはこの時から、タニセンにヘコヘコしてるげんぞーは知っていた。


そんな先輩方が輪になり、囲まれてると、タニセンが、シンのクビを捕まえ連れてきた。


『こいつ、オレ様にぶつかってシカトこいてたからよー!ゲストとして連れてきたやったぜ!』


それがシンだった。


『お前さん2年でスカしてるって噂のジュンだろ!』


…スカしてるってなんだよ。


…別にスカしてねーし。


…オレはただゆっくり過ごしていたいだけなのに、なんで毎回こんなアホが、オレについてまわる。


…全くもって迷惑だ。


『別にそんなつもりはありません。』


『おめーにその気が無くてもこっちにゃあるんだよ。げんぞーいけるか?』


『谷口先輩余裕っす。』


指をポキポキならして、げんぞーはやる気満々だ。


『ちょっと待て、まず前哨戦だな。ちょうどいい、オレにぶつかって来たおまえ、おまえ、行け、、。』


シンはなんでオレがこんな目に、

なんて顔をしている。


オレも中学の時はこんなんだったんだろう。


あれから、ひたすら人の急所などを勉強し、効率良く征圧する方法を勉強し、

素振りなどをやってきた。


平穏で生きてきた人間程こういう場面で、どうしていいかわからないそんなもんだろう。


だが、オレは、違う、

他人を犠牲にしても、振り払ってきた!


またあの屈辱を味合わない為にも

努力もした。


もう、中学の頃のオレじゃない!


『ハイ!やーれ。やーれ。やーれ。やーれ。』


周りがはやし立てる。


…ダメだ。この空気に、のまれては!


…どうする!シンは戦う気がなさそうだ!これは大した問題じゃない!


…1番は、ここでなめられたら終わりだ!


…一気にいくしかないな!まず、シンを1撃でのした後、そのままげんぞーを行こう!!


…若干喧嘩したことあるやつは必ず顔を狙ってくるはず!!


…交わして下から顎だ!!


…うまくいけばその後谷口ってやつもやってやる!




…どうした?



…まさか、みんなが、はやし立てる声にのまれて、足がふるえてんのか?


『うぉーーーー!!!』


オレは自分に喝を入れるべく

大声で叫び!


拳を握り、全身を奮い立たせて、

全力で1歩前に出た!


『おらーーー!!』


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