106話 異世界2日目(2/20異世界地図挿し絵追加)
2013年 5月13日 月曜日 AM2:00
異世界2日目 青魔族転生まで後19日
…あれっ?
…あっそうか私夜ご飯食べて2度寝したら、そのまま2時になってこっちに来たんだ。
周りを見渡したが私1人しかいなかった。
「キッ、、」
名前を叫びかけて、思い出した。
…異世界じゃ喋らないんだった。
…それに、たしかキッドはプレイヤーだから村に転生して戻されるんだっけ?
…そうなら、私が初日に転生して来た先に洞窟あったけど、あそこに行ったりするの超大変じゃない?
私は昨日のキッドと同じように池のほとりに座り石を投げながら1人考えていた。
…プレイヤーの村の側からある程度近い洞窟なら、走ってすぐ行けるけど、私が転生されて来たとこから、私が自分を写した池までかなり距離あったんじゃないかな?
…プレイヤーって大変だね。毎回その距離歩いて洞窟行くんだ、、、。
…そう考えると魔族は融通が効くんだなぁ。
…プレイヤーの村以外なら転生してこれるってことでしょ?
…洞窟の側で異世界を終了すれば、次の日すぐ入れるじゃん!
…そっかその分狩られる心配が付きまとうのかぁ。
…よく出来てるなぁ。
…今日はどこ行こうかな?
…あっー!キッドまだー?
石を投げたりしてると見たこと無い色の魚が跳ねたりしている。
好奇心旺盛な私は早くどこかに行きたくてしょうがなかった。
それより、この世界ではキッドに会っても普通に話せるその会話できるキッドが待ち遠しかった。
石を投げたり、ハンマー側の武器で池を波たてたりして遊んでいると、待ち合わせで待つカップルの待ちぼうけの気分を体験出来た。
…私ダメだ待つの苦手かも。
『おーい!!!』
…来た!
…もう何分待たせるのよ。
…そう思っていてもかわいい顔で手を振る私!
…優しいなぁ。
こうして20分以上私が待ち合流した。
『待ったか?』
私は首を縦に振った。
『ははは。正直なやつだな。これでも全速力で走ってんだぜ?待たせて悪かったな。さてどこに行くか?』
キッドが腰から丸めてある地図を出す。
…わぁ、、、こうなってるのか。
古い地図見たいな感じだが完全に仕上がってない地図のようだ。
私は何も書かれてないとこを指さした。
『あっ!これなここまだ行ってないんだよ。プレイヤーになってわかったけど、マップは初めは紙なんだよ。紙にプレイヤーの村だけ書いてある感じ。』
私は知らない情報に頷きながら聞き入っていた。
『で、歩くだろ?そうすると地図が書き込まれて行くんだよ。お前青魔族だろ?体が光るとこのマップ上に青い点がピンと光る訳だ。光ると感覚でわかる昨日がそうだった。多分500mの縛りがあって、500mくらいプレイヤーから離れれば点は消える。そんな感じだな。』
…そうなんだ。知らない事もまだまだたくさんあるんだ。
…ここはどこの池なんだろ?
そう思い、キッドの肩を叩きここは?と地面を指さし、その後地図を指さした。
『あぁ。ここなここはこの池だ。よくオレがが待ち合わせする池でもある。
そっか、青魔族と赤魔族は地図もなく、右左もわからないまま、プレイヤーに狩られるから恐怖だよな。よしっ!ちょっと時間かかるかもしんないけどわかるように説明してやる!まずこの異世界、だいたいでしかわからないけど長方形だと思ってくれ。何キロかな?縦8キロ横8キロくらいかな?周りは山だ超えられない。オレも、プレイヤーになり時間をかけてわかった事だ。そして、洞窟がだいたい20個ある。それは山に沿ってある!ここは地図上にだとちょうど真ん中よりちょい右下くらいになるから、ここを中心に考えて北に魔族村ってオレが呼んでる場所があって、魔族村を越えた更に北に行ったとこに1つ、北東に3つ、東に3つ、南東に3つ、南の前プレイヤー村の側に1つちなみにここからオレは今日走ってきた、南西の側に3つちなみにここの側に村がある!この村はグロック村って呼んでるからそう覚えてくれ、そして西!昔、グロックってプレイヤー!オッといけね!今のは忘れてくれ。よく洞窟に行っていた西に洞窟が3つ、そして北西に3つで合計20個の洞窟があるんだ。』
…そっか私がユッティって思ってないから、キッド昔魔族だった話はしないんだ。
…それにしてもグロックとか、赤魔族や、青魔族は地図も無くなんて、知る訳ないのに、やっぱりダメだねキッドは過去改変の最前線に出したらこれだから、ジャイや私にバレるんだし。
…魔族だって今は私と赤魔族しかいなくて一回もあってないのに、体が光るとかすぐ話しちゃうとこがキッドっぽいよね。
…そこつっこまれるとか思わないのかな?
…っていう私も光にバレたから同じか。ははは。
『マスカット何楽しそうな顔してんだよ?』
…ヤバっ。顔に出てた。
私は地図を指さして続きみたいな顔をした。
『話していいのか?』
私は首を縦にブンブン振った。
『ははは。相変わらず愛くるしいなお前。じゃあ続きな、まずは洞窟だ。マップの真ん中あたりにも山を通り抜ける洞窟がある。これは外側にある洞窟とは違う。これは言わばトンネルの洞窟だな。まぁ話方を分けるとすれば、外側20個はダンジョンだ。通り抜けるのが洞窟としよう。前ダチが、出口で待ち伏せされて襲われたのが洞窟だ。さて、じゃあダンジョンだが、これがプレイヤーで行ってみて、かなり興味深い。まず、魔族村の先にある北1個のダンジョンこれは魔族しか入れない。うちらには入れない結界みたいのがはってある。そして、オレが今日転生して来た村!このそばにも1つダンジョンがある!ここは逆にプレイヤーしか入れない!そして西側にある3つあるダンジョン。ここの1つも入るのに制限がある。ちょっとマスカット!ちゃんと聞いてるのかよ?』
…聞いてるよ。
…超聞いてる。
…聞いてるし!と言いたいけど言えないのが辛いな。とりあえず首を振っとこう。
『じゃあ続けるから、で、この東側のもまだ見てないけど必ず1つ変わらないダンジョンがあるはず。何が変わらないか?それはそのダンジョンに入る為の条件だ!えっ?って顔だなマスカット!じゃあ他のダンジョンはどうなんだって顔だなその顔は。それはな、残り16個はランダムで中のダンジョンの内容が変わる!入れる条件、難易度、中のダンジョンの様子、ボス、ドロップするスキル!武器、魔法の本、全てが1日で変わる!だから無理して、ダンジョンには入れない!たまに超レアクラスのドロップするダンジョンにたまたまたどり着いたとする!今日を逃すと次はどのダンジョンでそのレアな物が手に入るかわからない!だから、無理して入るプレイヤーが結構いる!そしてそいつらは帰ってこれなくなるんだ!そして減った分新しい人間がプレイヤーとして補充されてくる!オレが知ってる限りダンジョンで死んだ奴が結構いる!青魔族、赤魔族は死んでも転生されるからそこは安心だ。ただプレイヤーは死んだら終わりだってわかっていても、戦利品sレア回復魔法とか、書いてあるとつい入っちまうんだよ!よく出来てる!そして、どんどんプレイヤーは入れ替え式に減っては増えてを繰り返しているみたいだな。オレはだから確実にいけるとこ以外は入ってないそんな感じなんだ。』
…凄い!ますますワクワクする事しかない!
『じゃあ異世界終了1時間を、切ってダンジョンに入ったらどうなるか?それは入れない!入ると残りの時間がわかって便利と思った事があってやろうとしたんだよ!残り30分で入ったら中に入ったマップも30って表示して異世界終了までの時間がわかるんじゃないかって。で、ダンジョンに行ってみたら結界で入れなかった!だから結界が張られた瞬間1時間前って言うのはわかるな!しかしランダムじゃないダンジョンはもっとはやく結界が張られていた。これはプレイヤーしかはいれないダンジョンの話だ。だとすると内部は1時間以上のダンジョンだと思って間違いない!入場条件が揃ってないダンジョンも結界が張られているな!魔族オンリーのダンジョンとか、オレはプレイヤーだから時間に関係なく常に結界だ!まぁ、そんなこんなで時間を調べる為に残り60分を切ってからダンジョンに行ってみたんだけど、これだけ異世界にいると日の長さで後だいたいどれくらいかわかるようになってくる!夕方になると1時間前だな。日が暮れたら30分前位だと覚えておくといい。まぁ魔族は光るからわかりやすいけど。後な、異世界に四季は無い!四季はないし気温も基本一緒、雨も無し、曇りも無し、常に太陽の位置がわかり、それで時間を、推測する異世界そんな感じかな?』
…前にショッピングモールで聞いた事より全然詳しくなってて、全然知らない情報ばかり!
…村があって、ダンジョンがあって、それは聞いていたし、魔族、プレイヤー、やみんなと冒険やトラウマや、戦争も聞いたけど、こんな複雑なんだね。
…私もプレイヤーとして来たいな。
…30日で卒業なんて勿体無さ過ぎる!
ワクワクが抑えきれなくて、4時間が話で終わってしまいそうで早く動きたくて今すぐ立ち上がりたかった。
しかしまだキッドの説明は続く。
『じゃあダンジョンの話だな。よく聞けよ。1日ダンジョンは1つまでしか入れない!』
…そうなんだ。
『ランダムで変わるダンジョンは制限時間は1時間だ。入った瞬間マップの裏に時間が表示され、紙の上で時間が60:00からカウントダウンが始まるんだぜ!白紙みたいな裏のマップを自分で、歩きながら迷路みたいな地図を完成させていき、部屋が10個くらいある部屋の9個はモンスターが10匹くらいいるハズレ部屋だ!!そのなか中ボス、ボスを探し倒すと出てこれる!別に、やめたければ入り口から離脱すれば外には出れるが1日1回しか入れないからもうどのダンジョンにもはいれないままその日の異世界は終わる。そして次の日同じ場所に行ってもランダムだからそのダンジョンは無いって訳さ。中ボスだけ倒してそれなりの物をゲットして離脱ってのもアリだな。ランダムダンジョンは2階式!入り口に難易度が書いてありsから、ABCDEまであって、中ボスを倒した後、上に階段を上がり2階を冒険しながらボスを倒せば入り口に書いてあるドロップする物が落ち、入り口に戻される。難易度Aのダンジョンを選び、入場条件をクリアして入ったとする。その場合1階の難易度はBだ!で、2階が入り口に書いてある難易度Aのダンジョンになる!』
…うんうん!それで
『まず1階で苦戦した場合、2階にいったらまず死ぬな!マップはその階に応じて表示される。1階では1階のマップになる。2階に上がれば2階のマップになる時間が表示されるのは変わらない!この地図な!だったらダンジョンに行ってない時も時間表示しろよって話だよ。』
…確かに!
『まだまだ続くぞ!』
…まだ続くの?
…でも大事な事だから聞かないとダメだよね。
『まず武器な!どんな武器でも一応装備は可能だ!使いやすい使いづらいはあるにしろ!可能だ!ただ武器にも装備可能レベルがある。マスカット!もしお前がレベル5くらいだったとする!そして今のオレレベル35でオレの武器をマスカットに渡すとする。』
キッドが自分の細剣を私に渡して来た。
『そうすると、持ち上がら、、、』
キッドが私が普通に細剣を持ってブンブンしてる姿にビックリしていた。
『マスカット!おまえ、青魔族なのに、オレと同レベルかよ!本来なら弱ければ持ち上がらないんだよ。まぁそんなに強い細剣じゃないせいか?まぁいいや。』
…何私がキッドより弱いと思ってんの?
私は立ち上がり、後ろに置いてある自分の巨大武器を取りに行った。
『おぃ!まだ話終わってねーぞ。』
私は武器を担いでキッドの前に置いてやった。
【ドシン!!】
…どう?キッドあなたにもてるかな?
握るとこんトントン叩いて挑発してみた。
『はぁ?なんだよ挑発してんのか?だから武器はでかくても装備出来れば全部若干しか違わないがほぼ同じ重さになるんだよ!』
そういうと挑発に弱いキッドが立ち上がる!
…もてるもんなら持ってみなさいよ青神様特注武器を!
『だからな、こんなもん、、こんなもん、、んっーー!!あれっ?』
『あれっーーーー!!!!!』
「キュッキュキュキュキュ!!」
…いけない!あまりにもおかしすぎて笑っちゃった。
『マスカット今笑ったろ?おまえキュキュ言うのな。ってか、普通にマスカットの武器をオレが持てないって事はオレよりマスカットの方が強いのかよ!今オレ異世界でかなり最先端だぞ!普通にショックだわ!』
…でしょー?えっへん!
腕を組みドヤ顏してみた。
『なんだよ!かわいい顔してドヤ顏すんなよな!まぁとりあえず話続けるから座ろうぜ。それに早く終わらないと狩りにも冒険にもいけないぞ!』
…それはダメだよ!
…早く聞かないと!
急いでペタンと座った。
『ははは。マスカットは行動がわかりやすいな!じゃあ武器の話を続けるぞ!自分より強い装備できない武器は、引きずりながら持って帰るか、諦めて置いて帰るかしかない!開けない魔法の本は重さは変わらないが開けない!開けない魔法の本は習得に4時間以上を要するから開かない!開けるやつは4時間以内で覚えられる!1時間で終わるならいい方だ!開かない本は次の日になっても開かない!だからレベルが上がるまで諦めた方がいい!そういうまだ使えない武器は引きずってでも、頑張って村に持ってこれたら、無人道具やの井戸みたいな穴に落とす!そして宝石を投げると木札になって井戸の底から投げ返されて返ってくる!そして木札を持ち歩くんだ!こんな風に。』
カバンの中の木札を見せてくれた。
『木札にするのも、木札から物に変換するのも手数料は変わらない!1番安い宝石2つだ。宝石は4段階赤が1番安い!次が青、次が緑で、一番高価なのが透明になる!赤魔族、青魔族、プレイヤーの緑みたいに覚えておくといいかもな!無人販売所は、この4つを使い分けて買う!多く投げ込んでもお釣りはこない寄付扱いだな!基本いつも売ってる物と、毎日ランダムで変わる物がある!ランダムの物は限定数が決まっている!木札が無くなればそこで限定品は終了!明日は何が売ってるかわからない!回復カプセルなどはいくらでも買える!木札が自動的に補充される、そんな感じだ!』
…初めてよくわかる異世界!
…超わかりやすい!
『武器、持ち物は半径およそ5m以内のものはちゃんと村に転生されても一緒に転生されてくるが、5mくらいから離れて異世界を終えると消える!無くなりなかったものになる!じゃあ細剣をマスカットに渡して、2人の間に置いて異世界が今日終わるとする』
…ふんふん!それでそれで!
『その場合!所有権は最後に触った者になる為マスカットと一緒に細剣が転生され、オレはプレイヤーの村に手ぶらで転生される!どうしても無くしたくないものは半径5m以内で人間界に戻る事だな。魔族はまだ調べてないから確実じゃないかもしれないけどな。』
…昨日の異世界5mギリギリくらいだったかも、、。
…もし遠かったら武器は無くなってた可能性があるのかな?
『まぁプレイヤーの場合その5mが関係なくなる所がある!それがプレイヤーの村だ!プレイヤーの村内なら、どこに置いといても次の日自分の側にその物が転生されてくる!その村に持って入った人の所へ。』
…えっ?じゃあ
『その顔わかるぞ!じゃあ木札に変える必要無いっていうんだろ?違うんだよ。木札に変えないとプレイヤーに盗まれるんだ。もしくは勝手に売られる井戸みたいな穴に!』
…井戸みたいな穴ってなんでも出来るんだね。
『預けたい場合はその物を放り込み、宝石を入れるって言ったろ?売りたい場合は物を放り込み待つ!10秒くらいかな?そうすると宝石が上がってくる!その放り込んだ物が宝石の価値になって。預けるのにマゴマゴしてると井戸が売ったと勘違いして宝石になる事があるから預けるなら物を投げ入れてから早く宝石をいれないと、うわーマジでっていう事になる!っていうか前そうなった』
…ははは。体験談なんだ。
…それで無人で全部できるんだね。
…いやーよくできてる!
『最後な武器は使い続けていると技を覚える!それは細剣なら細剣のみの技だ!細剣から大剣に変えたらその技は使えないがまた細剣に戻ればいつでも使える!みんなが武器をころころ変えないのはそのせいだな!その技を使うのにも、MPを使う!MPは疲労感になり顕著に表れる!使いまくれば1キロをダッシュした感じになると思ってくれ。それはマジ呼吸困難で動けなくなる!疲労がMPだからMPは時期に回復する!ただ体力のHPこれは無くなると死ぬ!だから安くカプセルが売っている!じゃあダンジョンに10000個持って行けば死なないと思うがランダムダンジョンは1人10個までしか持って入れない!ランダムじゃない方はまだよくわからん!ダンジョンじゃない狩場があるマップ上のここなら、10000個でももてるけど、まぁそんな持てないわな!HPカプセルは安いが、MPカプセルはめっちゃ高い!でな、この玉。これが発煙玉、これは緊急用助けてサインだ!ヤバイ!狩場で死ぬとかなった時に打ち上げるとその煙をみたプレイヤーが助けに来てくれて、命が助かれば宝石を渡す。魔法も武器同様だ!使っていくと新しい魔法を覚える!ドロップしかしない魔法もある!覚えた魔法は全て使えばMP消費として疲労感に襲われる!だいぶ長々と話したが今わかるのはこんなもんだな。じゃあ改めてどこ行きたい?』
キッドがマップを広げている!
…この狩場と狩場の色の違いは何?
私は色の違いがわかる狩場の場所を指さした。
『この狩場と狩場か?遠いぞ。』
…ちがうよ!色の違いを聞きたいの!
私はブルブル首をよこに振って、
同じ色の狩場を、触り握手して、違う色の狩場を触り握手した手を離す素ぶりを見せた。
『狩場の色の違いか?マップに出てる狩場の色により、モンスターの強さが違うんだよ。ここら辺は平均して弱い!その色がかわらない狩場がプレイヤーに近い狩場は多いけど、森の奥地で見つけた穴場みたいな狩場は、毎日モンスターが変わる!プレイヤーはそれをマップ上の色でわかるんだ!宝石と一緒だな。赤は弱いで黒はヤバイ!4段階だけど赤でも青に近い赤と真っ赤な赤だっ真っ赤な赤の狩場の方が弱い!1度見つけた狩場はマップ上に表示されるけど、見つけてない狩場は色も出ない!狩場は森の中にたくさんあったりして、変なとこに狩場もたくさんあったりするから全然見つけられてないとこもたくさんある!逆に見つけやすいとこは弱いモンスターが多いな!倒したモンスターは15分くらいだとおもうけどまた再生する。そのテリトリーに入って動くとモンスターは襲ってくる!逆にテリトリーから出れば襲っては来ない!だから変なとこをとことこ歩くモンスターがいるとする!そいつは魔族だとなるんだよ!プレイヤーになる時に緑神様はみんなに言うからな、魔族はレアだからと。でもみんな何が魔族かわかってないのが現状だな。みんなは実際に会ってないし!』
…なるほど!じゃあ弱い狩場から行こうかな?キッドの心の傷を癒すためにも、キッドに狩ってもらわないと!
…狩場で我慢?私にそんな我慢が出来るかなぁ?
『じゃあ色々わかった所でどこに行く?』
…じゃあ、こことここと、南西のマップがモヤモヤしてるとこ!
そこを、順番に指さした!
『赤い狩場1個目は大丈夫だと思うけど、2個目と南西のの洞窟はダメだな。』
…なんで?
私は首を傾げた。
『オレが転生した村じゃないグロック村が近い!プレイヤーの村が近いってことは魔族のマスカットが狩られる事がありえる!1個目の狩場を狩って、魔族村の方に上がり、魔族村を越え左の狩場に行こう!』
…じゃあダンジョンも見てみたいな!
私は北西のダンジョンを指さした!
『まあ見に行ってもいいけど、マスカットおまえ明日もオレと行動するよな?』
…もちろんだよ!
私は頷く。
『だとすると、マップの左上で、今日の異世界が終わったら、マスカットお前魔族だからそこから始まって、オレはプレイヤーの村から始まるからこの池で待ち合わせなら会うまで何時間かかるかわかんねーぞ!』
…そりゃだめだよ!
…じゃあ狩場狩りながら帰ってこよう!
そういう風にマップを指さした!
『まぁ、妥当な判断だ!やべー説明し過ぎて1時間は過ぎてるな!でっかい図体だけど走れるか?』
…もちろん!
立ち上がり力こぶを見せるように腕を曲げてみせた。
『じゃあ行くか?新しい相棒!頼りにしてるぜ!』
そういうと私とキッドは初めての狩りに向かい走りだしたのだった。




