98話 異世界初日!(3/30挿絵追加)
…どこ?ここ。
““““初めましてですね。ユッティいや、マスカットと呼んだ方がいいかしら。””””
「あなたが青神様なの?」
““““そうですねそうなります。””””
「ちょっと!なんでキッドを見殺しにしたの?頭痛でもなんでも方法があるじゃん!」
““““私が頭痛を起こしている訳ではないからです。頭痛は本により脳と本が見えない糸で繋がってると思ってください。私はもう何回も神としての掟を破りました。もう手助け出来ません。これ以上やると、代わりに違う青神がこの異世界を統治する事になります。それは出来ません。それに、私がなんらかの力でキッドを救ったとして、マスカット!あなたはそうしたら異世界に来ましたか?来なかったはずです。””””
「そうかもしれないけど、、。でも神様なんでしょ。未来が見えてるんじゃないの?だってみんなが笑う未来が見えたって言ったんじゃないの?」
““““私ら神達がはっきり見えているのは結末だけですよ。それも詳しくは語れません。その過程はぼんやりしたものです。””””
「だって、キッドに、それより想像以上の苦しみが来るって言ったんでしょ?知ってたんじゃないの?」
““““私は本のスキルの内容を知ってましたからね。今までそのスキルに手を出して成功した者はいません。4日、4時間程度なら大丈夫ですが、4ヶ月でもうまくいかないスキルをキッドは4年4ヶ月使いました。本来ならうまく行く訳ありません。それで私達神は結末を覗いてみたのです。結末は3通り!出て来ました。そのうち2つはみんなが笑っていました。私はキッドに希望を持って欲しくて、その1つのバットエンドを伏せて伝えたそんな次第です。必ず辛い事、それは、ぼんやり見える中で私がロックをかけた本のロックが外れ本の文字が光る映像が薄っすら見えたからです。ロックが外れるそれはマスカットあなたみたいに仲間になる以外に、今のキッドみたいにあの世界に行くしかない訳ですから。””””
「あの世界って?」
““““実際見てもらいましょう。””””
そう言うと、学校の屋上の前の砂漠みたいな所が1面キッドの映像が映る!
「こんなの酷い!酷すぎる!私こんな事言う訳無い!」
それはキッドが5日間受けた仕打ちの1部だった。
その初日くらいの映像なんだろうか?
みんなを信じて助けを求め裏切られ殺される映像だった。
““““わかっています。あの本の中で脳に見せてるみんな仮想現実です。それでも同じ声であんな事を、され続ければ人の精神は壊れます。正常な判断が出来なくなるでしょう。だからあなたがここに来たのでしょう?””””
「最後に1ついいかな?青神様。私が30日後卒業したら、願いを1つ聞いて貰えるんでしょ?」
““““はいそうですよ。””””
「なんでも叶うの?」
““““青魔族卒業して叶うのは、さほど大した願いしか叶いません。お金にして、200万程度と思ってください!しかし、青魔族卒業は記憶も無くなります!その後その記憶をなくしたまま、その願いが叶う形になります。200万が欲しいと望めば簡単に言うと、全然興味が無い宝くじに友達に誘われていき、たまたま買って、200万が当たるみたいなそんな感じですよ。みんな次また自殺しないように、お願いするんです。なので、お願いも様々ですね。50キロダイエットして人間界に返して下さいって人もいましたね。その人も願いは受理されて、1ヶ月5キロペースで減っていきます。その場合自分で痩せようって意思をプレゼントします。そして、痩せていきます。そしてやれば出来る自信を手に入れますし、自分の理想の体を手に入れる事により、自殺なんて、考えなくなります。スキルの本を使いクリアして、叶う願いは更により多くなります。金額にして、2億〜??くらいでしょうか?私が青神になってからまだクリアした人がいない為金額ではわかりません。いくらが受理されるかは、しかし、クリアするには、対価が必要なスキルの本が必要です!その対価はやはり、相当です。キッドの場合、自分がトラウマにならなくするためのスキルのはずですが、みんなを救う暴挙に出ました。よってあの本に飲まれましたが、奇跡的に5日で戻って来れたのは本当に奇跡です。あの子は優しさ故に奇跡を引き寄せる体質なのかもしれません。マスカットあなたが来なければキッドは2度目の自殺になります。なので終わる事がないあの映像の場所の世界に行きます。しかしまたもあなたがマスカットとして、来ましたこれもあの子の優しさ故に起こした奇跡と言っていいでしょう。だからキッド救い、卒業して、好きな願いを叶えるといいでしょう。もちろん記憶を引き継ぎたければ、その願いも可能です。””””
「私がキッドと未来結婚したいってお願いをしたら?それは叶う?」
““““その程度なら青魔族卒業でも叶うと思います。その願いをする予定ですか?””””
「ううん、聞いてみただけ。まだ決まってない。記憶がやっぱり1番かな?もしキッドが元気になっていってくれたら、その記憶を引き継いで自分の自信にしたいかな?」
““““そのくらいの願いは簡単です。まだ30日あります。ゆっくり考えればいいでしょう。””””
「わかった。もう大丈夫。」
““““マスカット。キッドは先程の異世界では池にいます!池を探してみて下さい。私に言えるのはここまでです。後、キッド、ジャイは魔族は、いないと言ってますが、
確かに青魔族はマスカットあなたが初めてで、他の青魔族が来るのは20日後です。マスカットあなたは特例です。ですが、赤魔族は既に存在しています。キッドとジャイのマップに反応しないところで生きています。赤魔族は殺人関係者です。異世界は負の情念はかなり軽減されます。しかし、殺したいって感情は抑制されません。怖い、逃げたい、辛い、死にたい、もう何もしたくない、そんな負の感情は軽減されますが、意欲的な感情はそのままです。人を殺したいそんなプレイヤーがいるとして、それはダメだなんて自分の中で葛藤しそんなトラウマで来たプレイヤーがいたら、そのやっちゃいけない負の情念だけ減り非常に危険なプレイヤーになります!赤魔族、青魔族は罪で来てますので、気持ちの軽減はありません。なので、そんなプレイヤーや、赤魔族には注意してください。後、マスカットあなたはこれから青魔族です。痛覚1/3とはいえ、痛いですから!後最初の1日目は青魔族は必ず死ぬ決まりです!これも体が光り出して10分で、死んでなければモンスターの刺客が行きます。青魔族は異世界が終わる20分前から光り始めて、だから、異世界が終わる10分前ですね。これは決まりですから、私に文句は言わないでください。次の日から刺客は行きません。明日からは上手くやり過ごすなり頑張ってください。以上です。もう、すぐ行けますか?””””
「大丈夫。キッドは池ね。池!レイとケンスケの池ってよく聞いてたとこかな?まあいいや。青神様頑張ってくるね。」
““““はい。見守ってますねマスカット!私からのプレゼントでキッドと同じか少し強いくらいのレベルとおまけで、あなたに似合いそうな武器をプレゼントで転生させてあげますから、それでは行ってらっしゃい。””””
「ありがとう。青神様。」
そう言うと、床が開き落ちて行った!
…やるぞー。
そして、私は青魔族に転生した。
マスカットとして。
2013年 5月12日 AM2:00
魔日数1日目 他の青魔族転生まで後20日
「うっ、、。」
起き上がった。
…眩しい!森の中だ。
…異世界これた。
…異世界にこれたよ!ジャイ!キッド!
…私何になったの?体大きいけど、鏡ないからわかんないや。
…これ私の武器?
…大っきい!強そう!
そして振り回して見た!
…軽っ!
…すっごい超かっこいい!!何この武器!肩に乗せるのかな?
…強そうなんじゃないの?私!
…そんな事やってる場合じゃないや!
…行かなきゃキッドがいる池に。
…さて、、、地図。
…あれっ、、、?
…あれっ、、、????
…ジャイもキッドもみんな地図持ってるって言ってたけど、、、。
…それはプレイヤーだからなの?
…魔族は地図持ってないのかな??!
「えーっ!私異世界初めてで右も左もわかんないよ!ここどこ?」
「まずい!池も何もかも村もわからない!どーしよう!!」
周りを見渡したがわからない!
「キッドにショッピングモールで聞いた話しかわからない!とりあえずどこか行こう!止まっていても、何もならない!」
「キッドーーー!!!マスカットが今行くよーーーー!!!」
始まったばかりの異世界は、
いきなり、試練から始まった。
キッドを探さなきゃいけない試練から!
ここから、キッドを救う私ユッティ扮するマスカットの物語が始まるのでした。