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ゴブリン魂  作者: チャー丸
異世界3日目
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5.6話



本を読みながら、一生懸命スキルの発動方法をキッドが教えてくれている。


マイも一緒だ。


かれこれ、1時間半が過ぎた。


『マイミそろそろ大丈夫かな。』


『うんキッド!完璧じゃないけど、大丈夫だとおもう。』


『2人とも。ありがとう。じゃ試しに使って、、、』


『アホジュン!おまえアホか、モンスターのスキルは1日1回までだぞ、今使ったら、ホントに魔時間が来た時に、使えなくて、村から出なくちゃいけなくなるぞ!』


『マジか?あぶねー。。』


知らなかったので、うっかりスキルを発動するところだった。


『さて、お2人さん。キッドの教えもバッチリで、ジュン君もバッチリ覚えた事だし、魔族長のところに戻ろうか?』


『そーだな。マイミ!ほら、ジュン行くか?ジュンおまえなかなかセンスよかったぞ。』


『そうかぁ。そりゃありがと。』


オレがお礼を言うと、2人がビックリした顔で、こっちを見ている。!!


『マイミ!あれっ!!』


『えっ!?ちょっとジュン君何それ?』


…んっ?あっ!体が光るやつか。


いったい何をビックリしているんだろうか?


みんなも光るんだろう?


その為にスキルを覚えたんじゃないか?


『なんだよ、、。2人とも鳩が豆鉄砲くらったみたいな、顔して、、。

2人とも体が光るようになるんだろ?その為にスキルがあるんだろ?』



『ジュン君、、。色がね、違うの私たちとは、』


『アホジュン!とりあえずおまえは魔時間が始まってる!スキルを今すぐ使え!マイミ!魔族長に急いで連絡!今すぐ呼んできてくれ!』



…どうなってる。なにをあわてている?

意味がわからない。



とりあえず言われた通り精神を集中し、

スキルを発動した。


『ハッー!』


体から赤い光がゆっくりと消えていく。



『アホジュン!おまえ早すぎるんだよ!』


『何がだよ。』


『魔時間が始まるのがだよ。』


『みんなも始まるんだろ?』


『あー!始まるさ!始まるんだが、始まるのは、人間界に戻る20分前だ!』


『みんなは光一個組だけな話なんだろ?』


『そう言ってるんじゃない!

うちらの村には光が一個のやつしか見た事がないんだ!うちらは。

それにオレと、おまえじゃ、光の色が違う!おれらはみんな青にひかる。

赤い光!しかも、そんなにたくさん光るなんて聞いた事がない!!』


『キッド!このスキルで消せる魔時間は何分だ。』


『だいたい30分かな。』


…ダメだ全然足りない。


…あまかった。何もかも。


安堵した気持ちは、また、どん底に突き落とされる。


そうこうしてると、

マイが族長を連れてやって来た。


『ジュン君!君は赤魔族なのか?』


『魔族長。何を言ってんですか?』


『じゃあ。単刀直入に聞こう。ジュン君!君は人を殺した側の人間か?』


…何を、言ってる?


…人を殺した?


…意味がわからない。


…殺すわけがないじゃないか?


…そりゃ、この異世界に来て、人間を、爪で殺そうと向かって言ったことはある


…でもこの聞き方そうじゃない!この真剣な目!


…この人は人間界で、人を殺したのかと聞いているんだ。


オレははっきり答えた!


『そんな事はしていないし、この先するつもりもない!人が誰かに陥し入れられるのを見ているのも嫌だし、理不尽な暴力だって大嫌いだ。』


『そっか?じゃあジュン君にここの青色者達の村の話をしよう。

ここはね、自殺者達が集まった村なんだよ。』


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