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ゴブリン魂  作者: チャー丸
第2章 キッド’s side story
200/534

58話


2013年 2月16日 土曜日、AM2:00




異世界 プレイヤー 転生2日目




たくさんモンスターを狩った初日。


そして次の日も、異世界に転生されて来た。


昨日はと言うと、あれから、帰って来て、


家族3人で家でお祝いを唐揚げパーティをして、


家族みんなから、お祝いの言葉を貰った。


オレの受験で、ハルねぇが、怪我をしたから、


頭痛と悪夢が酷かったあの日は


合格してても、行かない選択をしてそれを報告しなきゃいけないのかとめちゃくちゃ悩んだが、


それが、意外にも不合格で、合格してたのに行かないより、不合格でいけないならしょうがない!まだ言い訳が立つとあの鈴木さんが、オレの結果表を、開いた時思った。


そこから更に話が一転し、欠員がでたから、


これは鈴木さんが引っ越しでいけなくなったその分の多分欠員だと思うのだが


それにより、喜んで貰える報告をハルねぇに出来た。


ハルねぇ自体も奇跡だね。あんたが受かるなんて、おめでとうと自分の事のように昨日の食卓では祝ってくれた。


その後部屋に戻り、昨日は異世界に行って一応寝た事になっていたが、心身ともに病んでいて実際には寝てなかったので、早い時間に、ベッドに入り、目をつぶった。


また、あの鈴木さんの姿と発狂した声が聞こえるのかと不安を感じながらの目を閉じたのだったが、目を閉じて、多分5分かからず寝た。


鈴木さんの姿はそこになく、吐き気の症状すらなく、眠りに落ちた


そして今またここに転生されて来た。


周り見渡すと、昨日は何もわからなそうなヒヨッコプレイヤーが、今日になり、それぞれ、武器を持ったり、装備を整えたりして、自分のやることに気がついているものが増えていた。


…とりあえず、昨日の狩り場に行こう!


…ここにいてプレイヤーに声かけられたり、仲間になろうとか言われたらやっかいだ。


そうオレは初日の事件で懲りていた。

だから異世界は1人で行かないと、未来から来てるボロが出てしまうそう思って決めた事だった。


…とりあえず宝石を物に変えてすぐ出発だな。


無人道具屋に入り、発煙玉、煙玉や、昨日の宝石が足りないせいで買えなかった、補助魔法の基本の本を買い、そそくさと、街をでた。


…緑神様がくれたカバンがパンパンだな、、、。


…とりあえず昨日の狩り場でレベルを、あげるか?


オレは昨日もたくさんモンスターを狩ったグロック村と魔族村の中間の狩り場急いだ。


全く青魔族の頃と違い、毎回村に転生されてくるのが厄介だ!


たった4時間しかいれないのに、移動に時間を費やすのが惜しい。


だから走った。


そして走りながら色々考えていた。


…色々気になる事があるな。


…クリアスキルの本の他の本はあそこに埋まっているのか?


…青魔族の魔族村は前の通りあの場所にあるんだろうか?


…でもなぁ、オレ今プレイヤーだから、発見出来ないはずだしなぁ。


…問題はまだあるな!


…プレイヤーのオレが、魔族と話す為のスキルを覚えられない!


…これもやっかいだな!


…体なんて光らないのに光を消すスキルなんて覚えてても意味ねー!


…結局攻撃魔法覚えられないから、補助魔法なら、いけるのかって開いてもなんの変化もなかったから、プレイヤーのオレは魔法が使えないキャラなんだな。


…にしても、だな!


…オレもう、かなり心の傷は昨日でかなり癒えたんだけど、


…オレが、ここにいる理由ってなんなん?


とりあえず走りながら色々考えても、しょうがないから、狩り場でモンスターを、狩ってから考えようとなった。


そして狩り場に着き、モンスターを慣れない細剣で狩る。


何10体狩ったか?残り4体!


残ったのはなんかあまり攻撃したくない、骨モンスター4体!


…こいつらまたかよ。なんか攻撃すんの躊躇しちまうよな!


…まあでも殺られたら終わりだしな。


細剣を握り、構えた。


『来いや!未来のオレ共!』


胴体真っ2つに斬りに行った。


しかし以外にも苦戦なく勝てると思った戦いは苦戦を期し、


まさかの、未来の自分の姿のモンスターに殺されそうになっていた。


4対1でも青魔族の頃とのレベルの違いに過信していた。


『やべー武器持ってない1体は倒したけど、マジ武器を持った方の骨3体がやべー。強えー。こりゃまずったかな?』


…1対1なら、負けねーのに。


「目が死んでるぞ!!うりゃー。」


大剣を振り回すプレイヤーが危機一髪オレのピンチを救ってくれた。


座ってるオレのまえで大剣を持って牽制している。


『誰だかわからないが助かる。』


座ってる状態で見る。そいつの背中がやたらたくましく見えた。


「どうせ死ぬなら、戦って死ぬ!そういうもんだ!それが男道!」


そういうと2体の骨モンスターを相手に、果敢に大剣を振り回し、向かって行った。


『あいつだってまだ強くないはずなのに、1人で2体引き寄せるなんて、バカな野郎だな!早くこの1体片付けて、助太刀いかねーと死んじまう!ちょっと耐えてくれよ』


オレは起き上がり、向かって来た骨モンスターの一太刀を避けながら、骨を真っ二つに斬り1体は宝石になった。


…大丈夫だ!オレはやはり1対1なら負けねー。


1体をさっさと倒し、やつと合流した。


『待たせたな!背中預けていいか?』


「任せとけ!むしろ自分1人でも問題無い!」


『無理すんなよ!昨日から転生されて来た組だろ?』


「ああ、そうだ!とりあえず話すのはこいつら、倒してからだな。」


まだ、顔もよく見てない奴に背中を預け構えた。


…大丈夫だ。1対1なら負けねー!


…先手必勝!


『うりゃー!』


…蝶の様に舞うわけじゃねーけど!フェイシングの様に刺す!


骨の胸に細剣が突き刺さり、宝石なった!


『よしあと1体!』


そういうと、さっきオレを助けてくれた奴が腕を斬られ、腕を抑えていた。


「男たるもの!いつでも前にだ。」


『馬鹿そのまま、座ってろ!』


骨がそいつに振りかぶった瞬間思いっきり細剣を投げ、頭に突き刺さりラストの1体も、宝石になった。


『危なかったな、、、。怪我大丈夫か?』


「ああ、大したこと無い。」


そしてやつが振り返り初めて目があった。。


…知ってる!こいつ!


…デジャブだわ!鈴木さんの時の


また過去の記憶がフラッシュバックで入ってくる。


そして前に会った時の記憶が脳のスクリーンに上映されていた。


『お、、、おめぇ、、、』


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