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ゴブリン魂  作者: チャー丸
第2章 キッド’s side story
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48話


そして、4時間目が終わって、


給食のカレーを飲み物のように胃袋に流し込み、光と響とオレで下駄箱に向かった。


3人で外の花壇から張り込みだ。


「なんかドキドキするな!まるで悪い奴を見張る刑事だな。」


響が言った刑事という言葉で寺島との喧嘩で取った光の行動を思い出していた。


…前も光が「オレが電話して呼んだんだよ」って言った時も考えていた事だけど、こんな感じで、オレを信用してくれる警察をあの埠頭の谷口の側に見張らせておけばいんじゃないか?


…銃持ってたから、銃刀法の現行犯になるじゃないか?


…いやいや!そんなもんじゃないだろ!殺人未遂ならかなり罪は重いぞ!


…でもかなりリスキーだな。せっかく4年やり直した先でまたジュンが撃たれて死んだら元も子もねぇ!


…でも谷口!あいつは絶対ゆるさねぇ!必ず1番重い罪で務所に送ってやる!


…そういやー警察って、ジュンが死んだ病院でオレに名刺くれてたな。あの時は精神錯乱状態であまり警察の顔とかもう覚えてないけど、名刺あれまだあるかな?そいつ上手く利用出来ないか?


…まずは信用させるしかねぇ!


…オレの未来を知ってる力を使って!


…神業出すしかねぇな。


「タカ!タカっ!」


『おっわりいわりい!どうした光!』


「誰か下駄箱の前を行ったり来たりしてる!」


…いや、マジか?


…んな訳ねー!!


「タカ!光の下駄箱の前に来たぞ!」


…いやいや!マジか?


「なんか入れた!」


『ちょっと顔見たか?』


「あれ5年生かな?」


とりあえず下駄箱見に行こう!


光の下駄箱を見に行くと、光の下駄箱にチョコレートが入っていた。




裏にはご丁寧に名前が書かれており、球技大会の光君凄いかっこよくて大好きです。と書かれていた。


…まずい事になった!!こんな時にこじれやがった


オレの作戦は放課後、シオンヌにバスケで、1on1しながら、告白するというものだった!


だから昼休みはチョコを見張るが、シオンヌは今年は手渡しで渡すはずだから誰も来ないはずだった!


それでがっかりした所で放課後、オレが兎小屋で時間稼ぎをし、シオンヌが用意が出来た校庭で光を呼び出して、1on1の最中にの告白の予定だったのだ!


…まずいぞ!


「タカやっぱり来たよ!これって運命だよね。」


…違う!それは運命じゃない!


…やばいぞ!


…予定じゃ、兎小屋に行く前に光の告白が先だ!


…まずい、シオンヌと付き合う前に、このままじゃ5年生の女の子と付き合っちまう!


「光!おめでとう!3年連続して貰えるなんて羨ましいぜ!」


…バカKY響!余計な事言うんじゃねー!


…とりあえず2組に行かねーと。


『光!よかったな!ちょっと用事あるからオレ行くわ!』


「なんか今日のタカ忙しいね!」


「鈴木さんに会いたいだけじゃねーの?」


響と光の幸せそうな笑い声が聞こえる!


…幸せそうに笑ってんじゃねー!なかなか思った通りに未来は動かねーな!全く!


オレは2組にダッシュで戻った。

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