5.2話
…いてて。どこだここは?
そこは見覚えのある景色だったが、どこか見た事がないそんな景色だと思っていたが、
振り返って見て、よくわかった。
そうここは、前回、首を惨殺され、地面から上を眺めていた景色と一緒だった。
…死んだら、死んだ場所に戻るのかな?
しかし1日目は道の上でやられたのに、森で復活していた。
…そっか、必ず生き返る場所は森の中なのかもしんないな。
なんの根拠も無いが、そう思った。
そう思ったら、
頭の中でひらめきの電気が走る!
…もしそうだとしたら、昨日殺されたゴブリン、昨日殺された場所の近くにいるんじゃないか??
オレは立ち上がり、昨日走って来た洞窟の中にまた入っていった。
昨日とは違い体がまだ光ってないから、洞窟が暗い暗い、
何回か頭をぶつけながら、入り口をでた。
ここから、昨日の戦闘現場まで、
およそ、300m
ここからなら届く気がした。
同じゴブリンなら、
オレの声が、
オレはせいいっぱい叫んだ。
『昨日のゴブリンの方いませんかー?』
遠くで
ガサゴソっと音がする。
『誰かいるんですかー?』
オレの声が通じてる!!
それが嬉しくて涙が出そうだ。
『昨日のゴブリンです。今そっち行きます。』
初めて会話出来る同士をみつけた。
その事に心を震わせながら、声のする方へオレは走った!!