表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゴブリン魂  作者: チャー丸
第2章 キッド’s side story
146/534

4話




そして、1時間半近く走ったくらいだろうか?


やっと着いた。


『オイ掘るぞ!』


オレとマイミで埋めたスキルの本を掘り返し出て来た。


『あったよ!キッド。』


『あったな。R4 R96 R2976 R35064条件 誰でも1人のみ

発動条件 各1回のみ 人間界のみで使用可だ。そういえばこんなんだったな。どうするみんな?』


『とりあえず開いてみたら?』


『マイミ!まだシン達も来てないんだぞ?それに誰がやるんだよ?』


『ジュン君が、いない今キッドしかいないでしょ?』


「だな。副総理大臣みたいな感じだからな。キッドおまえが適任だ。なぁみんな?ぶはっはっは!。」


「ケンスケの言う通りだ!キッドおまえに頼みたい!私のケンスケを頼む!」


「レイ!オレはまだ死んだ訳じゃないんだぞ!」


「異世界でしか会えないなんて、辛いだろ?私は四六時中ケンスケといたいんだ。」


「やめたまえ、レイ。地獄の遣いのカッコイイ私でも、羞恥心はあるのだぞ、、、。マイミみたいにヤカンになるではないか、、。」


『私も会いたい、、、。レイちゃんみたいに、異世界だけでもいいから、頑張れって言って欲しい、、。』


『泣くんじゃねー!オレらは泣く為にここに来たんじゃねー。この先笑う為にここに来たんだろ?弱いやつしかいない異世界なんだ!前向いて頑張ろうぜマイミ!』


『うん、、、。わかってる。、、、頑張ろう。』


「マイ、空気読めない発言してすまなかった。」


『大丈夫だよ。レイちゃん。私達は同士でしょ。頑張ろ。一緒に。』


『みんないいんだな?』


ここにいる、ケンスケ、レイ、マイミ、セシル隊長、ユイ、カナ、ミズー、みんながオレをみて頷いていた。


『ジュン!来たぞここまで、何が起こるかわかんねーけど、ジュンが、いつもやってた、一生懸命をオレもやってやる。うりゃー!』


オレは、クリアスキルの本を開いた。


本を開いた途端に、頭に声が聞こえた。


…青神様か?




““““キッド。あなたがこれを開けると思ってました。””””



““““よく聞きなさい。このスキルは、、、、。””””


青神様が説明してくれた。


『みんなは声が聞こえたのか?』


『いや、聞こえてないよ。』


その時、


「おーい。」


シンとカズキとリンだ。


「キッド、ジュンが死んだって本当なの?」


『あー!シン!本当だ。みんなで看取った。』


「僕が、あんなお願いしなかったら、ジュンもケンスケも、、、ちくしょう。ちくしょう。言わなきゃよかった、、。僕を探してなんて、、。ジュン、ケンスケ本当ごめん。」


『まぁ、そう卑屈になるなって、オレらその場所にいた全員死んだジュンから声が聞こえたんだ。R35064でみんな救われる!待ってるって。』


オレはスキルの本を持ってシンの前に手を伸ばした。


『それがこれだ!』


「開いているけど、もう何か覚えたの?」


『あー!だいたいわかった。とはいえオレ頭あんまよくねーから。全部じゃないけど、今のそれを発表するところだったとこだ。シンも聞いてくれ、ジュンが何を伝え、オレらに託したかそれを今から話す。』


オレはスキルの内容をわかる範囲で話した。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ