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ゴブリン魂  作者: チャー丸
人間界 2016.10.27 木曜日 AM6:00
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4.1話

木曜日 AM6:00




『ぐはっーー。』


オレは飛び起きて、とりあえず自分の首を触った。


大丈夫だ!ちゃんと繋がっている。


毎日殺されて現実世界に帰って来たら、

こうやって飛び起きる事になるのだろう。


目覚めの悪さで、汗びっしょりだ。


昔、飛び降り自殺の夢を見て、

うわーって言いながら目を覚ます!


あの感じだ!


あの感じが昨日から2日連続して続いている。



体は寝てる事になってるとは、いえ、

疲労感が尋常じゃない!


徹夜同等なレベルだろう。



…今回は首だったな、、。


…あまりの斬れ方に、初めなんだかわからないって、斬ったやつの腕が良かったのか?


…あの時も、左みたら、、。


『うっぷ』


ヤバイまた思い出すとまた吐いてしまう。


…やばっ!遅刻しちまう。


今日はパン半分を口に咥え、左手に牛乳パックで学校に登校だ。



登校しながら、


オレは一昨日と、昨日の異世界の事をじっくり考えていた。


…毎日異世界に行くって事は、あの神様が言ってた事は全て真実ってことか?


…だとしたら、あの月の色、憎悪の色とか言ってたな。


…一昨日と、昨日の月で色が少し変わってたような気がするな。


…一昨日と昨日の間でのオレに対する憎悪が増しているってやっぱ、、、あれか?


…シンか?、、。


…あの世界の中に出てきたシンってやつ顔が違ったけと、声が似てたな。


…それも、あながち偶然じゃないって事なのか?


…オレはいったいどうしたらいい?


…どうしたら、いい。


…オレはいったい何をしたら、神様が喜んでくれる?


…どうしたら、月は輝きを取り戻す?


…こんな非力なオレに


…神様何を期待している。


…神様。



そんなこんなでいつも通り学校に着いた。


そして、授業中はほとんど寝ていた。


異世界中は体は寝ていると神様は言っていたが、疲労感は凄く、起きていられなかった。


授業中はグッスリ寝れた。


また授業が終わるとタニセンがやってくる。


実にうっとおしい!


「昨日は見事なキワパン極めた。ジュンこう!迎えにきたぜぃ!」


『はぁ。』


「よし、今日もキワパン極めてもいいぜ、今日もげんぞーに言ってヤツよんであっからよー。」


…またか?


…またあそこにいくのか


…もう、いきたくない!


…人から恨みを買いたくない!


『はい。』


…何がハイだよ、、。


…いきたく無いって言えればどれだけ楽な事か、、、。


そんな事言える勇気もなく、


今日は谷口先輩に肩を組まれ、また、体育館裏に向かって歩いていた。








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