17.3話
よく見る顔ぶれが池の前にいる。
『わりぃ、待たせた!こっちの方が遠いのわかってたから、走って来たんだけどな、大分待ったか?みんな?』
「そんなにではないわよ。ジュン子ちゃん。」
「なんだよ!それっ?昨日人間界でなんかあったのか?」
『アキねぇのそのネタ禁止!黒歴史だわ!オレの過去1番の!』
みんなが笑っていた。
「ジュン僕の体はどうだった?みんなに聞いても、ジュンに聞けっていうからさ。」
事情を知ってるみんながスマンみたいにオレを見てる
『あぁ、手がかりはみつかった、今日異世界が終わり次第昨日のメンツで探しにいく予定だ。』
「なんだよ、今日ならオレも行こうかな?」
「カズキ今日の朝集合だけど、行けるの?」
「いや!無理だ!中間テスト受けないと留年しちまう!無理だ!スマン。みんなオレは行けないけどシンの事を頼むな。オレの代わりにリン行ってこいよ!」
「別にどっちでもいいけどどうしようかな?」
いきなり、キッドが立ち上がった
『リン!リンは来るな!』
その口調に、カズキが、立ち上がる
「はぁ?なんだよその言い方!オレらだけ仲間外れかよ!」
『そうじゃない!』
キッドがリンをじっと見つめていた。
「わかった!大丈夫!私は行かないから。その代わり私の分まで、シンの事頼むわよ!」
「なんだよ!今日のキッドは感じ悪いなぁ」
カズキがキッドを睨んでいたような感じだった。
…キッドどうした?いきなり。
「ちょっとキッド、、、。」
『わかってる、、、。今後は気をつける!』
ユイとキッドがひそひそと話をしていた。
『なぁ?シンやセシルさん達の村って他にプレイヤーはいるの?』
「いねーよ!オレらだけ!残りのプレイヤーは、昨日話してたアキねぇの居た村にいるんじゃね?」
『そうか、じゃあ行ってみよう!そう言えば回復補助魔法3人組もいるんだな今日は。』
「彼女達も魔族村の側の丘で魔法を教えていても魔族ではないからね。次の日になると村に転生なのだよ。」
『今日はちょっとうちらについて来て貰えると助かるな!何が起こるかわからないし、』
「ご要望があれば、3人一緒ですが、ご一緒します。」
『頼む。』
グロック討伐の主要メンバーが揃った。
今日はグロックのいた村まで様子を見に行くと決まりでみんなで向かった。