17.2話
『おう!ジュン!昨日はあのまま帰ったのか?』
キッドだ。
やはりオレより、先に転生されて来ていた。
『あー!つけまつげ取るの大変だった。後、食器用洗剤で顔洗ったのは生まれて初めてだよ!』
『ははは。いつもジュンは面白いな。』
『前はオレがいじる役だったのに、いつの間にか、立場が逆転したな。』
2人で笑っていると、マイが転生されて来た。
『マイ今日は遅いな!』
『そうだね。ジュン君より遅いのは初めてかも。いつも1番だったのに。』
『昨日もオレよりは遅かったぜ!もしかしたら、この異世界に来た順なんじゃね?マイミは青魔族の頃はうちらより先輩だった訳だけど、今じゃ赤魔族になったから、うちらより後輩になったんだよ。多分だけどな。』
『なるほどー。』
『じゃあ行くか。アキねぇの池に。』
オレらは、合流場所のアキねぇの池に向けて走り出した。
走りながらキッドには、スキルの内容を伝えた。
渋い顔をしていたが、とりあえずみんなと合流してから、一緒に話し合おうと言っていた。
ホントは人間界が、気になって、異世界所じゃないのが本音だが、無駄に1日1日を過ごす訳にもいかない!
これからプレイヤーと戦う事になるかもしれない。
オレだけ今日アスピルで殺して貰えばすぐ人間界の6時に苦しくなく、戻れる
でも戦う相手は今日も自分のレベル上げに、モンスターを狩るだろう!
全面戦争になるなら、なるべくこっちの被害は最小限に抑えたい!
日に日に強くなる前に説得に行かなくては。
説得で済めば1番いいとは思っている。
だから、異世界の1日1日を1分1秒を無駄にする訳にはいかない!
だから、走った。
…早くみんなと合流しないと。