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ゴブリン魂  作者: チャー丸
人間界 2016.11.2 水曜日 AM6:00
122/534

16.6話



「ここかな?」


セシルさんがお店から少し離れた場所に、車を止めた。


とりあえずギルはそのお店で働いているという事で、外に呼び出す事にした。


ギルがバイトの制服みたいなエプロンして出て来た。


『ギル!初めましてだな。』


『そうですね。』


オレは後ろのスライドドアを開けた所から、ギルと拳と拳でハイタッチした。


『で、ギルどうだ?確認した方がいいか?』


『多分間違いないと思いますけど、一応見てもらった方がいいと思います。そう思ってバイトのエプロン持ってきました。』


『でもなぁ!オレは顔知られてるからな!』


「でも、ジュンさん。ユイが見に行った所でギル君がわからないんだから、ユイが見ても、誰が見てもジュンさん以外は一緒だと思うよ。」


『そっかぁじゃあどうするか?』


マイがカバンをごそごそ探している。


『あった!これマスクどうかな?』


『それだけで大丈夫かな?』


「じゃあ私のニット帽被って行きなさいよ。」


『ちょっとまてジュン!オレグラサンあるから、被って見ろ』


渡された3点セットを、装着して見た


『アハハハ。ジュン君!強盗にしか見えない!』


『ジュン!めっちゃ笑える!逆に目立つわ!そんなので、接客してたら、お客全員入り口でUターンするな!』


みんな大笑いしている!


『みんなが、被れって言ったのに。』


「カナ!ユイ達で、盛ってみる?」


「あっ!それいいかもね。」


「ギル君!また30分後ユイ達のとこ来てくれない?」


『いいですけど。』


「なんかいなくなりそうならすぐLINEしてね。」


『わかりました。じゃあバイト戻ります。』


そういうと、ギルはバイトに戻っていった。


「悪いんだけどマイはアキねぇの隣行って貰える!」


…なにされんの?もるって?


「ジュン君!こちらへ」


「さぁ!刑を執行しようか?」


『何っ!何っ!やめて〜』


2人の手がマスクを剥ぎ取り、グラサンを取り、帽子も脱がしていく


「さて、カナ腕の見せ所かな?」


「ユイどんな系で行こうか?黒いの行く?久しぶりだけど出来るかな?みんな、いいよって言うまで後ろ見ちゃダメだよ。」


「ジュンさん!用意出来たよー!」


『ヒーーーー!!』


30分後、


「出来たよー。」


『「おーーーー!!」』


なんかみんなが、驚いている!


どうなっているか自分ではよくわからないが、相当色々された感じはある!


『笑ってやろうかなと思って待ってたけど、普通に女だな!』


「いや!いるわよね!こういう人!ちょっとでも夜のお店に出勤って感じかもしれないけど、確かに女の子には見えるかも。」


『ジュン君凄いね。びっくりし過ぎてなんと言っていいかわからないよ。っていうかね、お化粧にビックリした。こんな変わる事できるんだね。ユイもカナも天才だね。』


「マイそんな事ないよ!毎日やってれば上手くなるし、綺麗になるよー。」


『今度教えて。』


マイが目をキラキラさせて、うったえていた。


「全然いいよ!マイの場合元がいいからね。化けたらみんなから、ナンパされちゃうかもー。」


『ホント?』


「ホント!!」


【コンコン!】


ギルのお迎えだ。



『よしっ行ってくる!』


『行って来いジュン子ちゃん!一応マスク持ってけよ念の為に。』


『おう!』


「アハハハジュン子ちゃんだって、笑える!ジュン君入る店間違えちゃダメだよ。キャバクラとか多分採用されちゃうから。私のカーディガン着ていきなさい。更に女の子っぽくなるから。」


『アキねぇ。オレまだ高校生だし!まだそういう趣味ないよ!』


『ジュン君素敵だよ。』


『マイ!マイはオレが何しても褒めてくれるな。喜んでいいのかどうなのか今回は微妙なとこだけどな。!』


「カナどうなかなか2人の合作にしてはよく出来たよね?」


「まあまあだね。顔黒にしなくてよかったね!30分でこれなら上出来かな?」


『2人共サンキュー!じゃあ行ってくる!』


オレはスライドドアを開けて外に出た。


『ジュンさん、いますか?』


『えっ!オレだけど?』


『えっーー!!!これっ?』


そう言われ指を指されている!


『ギル!そんなにか?』


『ヤバイですね!そんなにです!結構カワイイと思います。』


『マイミ!マイミの大事なジュン君、ギルに口説かれてるぞ!』


『別にいいよ。かわいいと思ってくれるなら。』


『アハハ。マイミおまえホント変わってるな。』


『じゃあ行ってくるな!』


「ジュン君ちょっと待って!いらっしゃいませって言って見て。」


『いらっしゃいませー!』


「ダメだよ!心から、あなたは女の子にならなきゃ!自分は世界一かわいいと思って、いらっしゃいませーって言ってみなさい。」


『いらっしゃいませ〜〜!』


車内が大爆笑している!!


『アキねぇ笑いたくてやったのか?』


「アハハハ!いやいや、そういうの大事だから、ハハハハハハ。」


『もう行っていいか?』


『ハハハ。腹痛い!なぁ!ジュン!ここまで来たんだ!なんかセクシーポーズでなんか言ってくれよ!なぁ!』


…むちゃ振りしやがるなぁ!


…なんだセクシーって


…親指でも加えて上目遣いで振り向けばいいかな?


『ん〜〜!!だ、い、すきっ!!』


『アハハハ!馬鹿だ!マジ腹痛い!出た今日1!!来た今日1凄いの!』


車が揺れるくらいみんなが大笑いしている!


『ギル!あいつらはシカトだ!行くぞ!』


『フフフッ!はいっ!』


『おまえまで、笑うなよ!!』


オレとギルは漫画喫茶に店員として進入した。




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