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ゴブリン魂  作者: チャー丸
人間界 2016.11.2 水曜日 AM6:00
118/534

16.2話(6/7 挿絵追加)



地下鉄を乗り継ぎ、早めに着いた。


秋葉原に着く頃にはLINEの申請の波もおさまり、携帯も静かになった。


…まだ来て無いか、、。


…みんなに、シンの情報を送らないとな。


オレはマイが、来るまでLINEにシンの自分が知ってる情報を書いた。


名前はシン!


シンは現在行方不明!谷口先輩と、げんぞーってやつが、重要参考人であることを刑事から聞いた話


うちらは今後この2人の情報があったら、LINEで、共有するって事!


シンには、行方不明になってる事を異世界で言わない事!何かの拍子でグロックみたいに、精神が変化していったら、大変だから。そこはシンには伏せるようにという事を書いて3人が写ってる写メ、あまり見やすくはないが文書を送った後に続けて画像を添付した


みんな了解です。や、okです。見つかるといいね。頑張りましょうなど沢山の書き込みが、来た。


…なかなか便利な世の中だな。


9:40


どの人がどの魔族の人なんだろうって気になり、ずっと携帯を見ていると。影で、携帯が見えなくなった。


…ひょっとして、


そう思い、顔を上げるといた!

挿絵(By みてみん)

あまりにも綺麗で見惚れて携帯が手から溢れ落ちそうだった。


いやむしろ携帯は落ちたのだが、、、。


その容姿、マイから出る楽しそうな雰囲気に胸が高鳴り、頰に血が集まり顔が真っ赤になるのがわかる。


沸騰した血が頰で熱い。


『おはよー。ジュン君。早いね。携帯大丈夫?落ちたらけど。』


『おはよーございます。マイ。多分大丈夫

。』


『ジュン君半分敬語だよ。緊張してるの?』


『マイはしてないの?』


『ジュン君程はしてないよ。多分。』


『あっそうなの?なんかオレだけなの恥ずかしいな。』


『じゃあ私をゴブリンだと思えばいいよ。』


…マイをゴブリン。


…綺麗な髪したゴブリン。


…いい匂いがするゴブリン。


『いやいや、こんな綺麗なゴブリンいないだろ!無理だそんなの!』


『ジュン君!私の事綺麗って言ったの今!嬉しい。』


マイが、オレの腕に抱きついて来た。


…あー、神様!もうオレ死んでもいい!


…あっ!死んじゃダメなんだった!


…死んじゃだめだけど、死んでもいい!


もはや、脳内パニック状態だった。


『ジュン君じゃあ行こうか?』


『おう!』


『私男の人と、デートするの初めて!今日はよろしくね。』


…またまたぁ。


…こんなかわいいポニーテールがデート初めて?冗談でしょ?


…世の中こんな女の子あるいていたら、ナンパしない人いるのかレベルだぞ!そりゃ年齢=彼女いない歴のオレだぞ!緊張するわ!


『こちらこそよろしく。』


そう言って手を繋いだ。


『ジュン君!そっちの手じゃないよ。』


…そっか、こっち動かないほうか、、。


…初めからダメダメじゃないか?


『ごめん。オレも慣れてなくて。』


『そうだよね。片手動けない彼女なんて、滅多にいないもんね。』


『違うんだ。オレ彼女がいた事ないから、女の子と接する事が、慣れてなくて。』


『ジュン君あんな大胆な告白しといて、冗談でしょ?あんな告白されて、好きにならない人なんていないよ。えっ?冗談じゃないの?』


『うん、、、。』


『じゃあ私達は初めての彼氏と彼女になるんだね。いこう!尚更楽しもう今日1日を。何があっても嫌いになんかならないんだから、違う手を握ったくらいで凹まないんだよ。ジュン君!!』


『わかった!!行こう!!』


オレらは秋葉原の街に繰り出した。

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