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ゴブリン魂  作者: チャー丸
異世界8日目
111/534

15.35話

みんなが驚き、マイの周りに集まる。


「マイちゃんLINE知らなかったの?」


『はい、、。』


「だから、グループLINEにも来なかった訳ね。」


『なんかみんなで、連絡取り合える手段が、あるんですよねアキさん?それは話の流れで、前からわかってます。』


『ってかマイミ!マイミの携帯ってどんなやつなん?』


『んー!なんかね、細長くて、こうやってボタン押して電話するやつかな。』


…まさか、マイ!


『まさかと思うけど、その携帯ってネット出来るよな?』


『なんか出来るらしいは出来るらしいんだけど、よくわからないから、開いたことないよ。メールもあるらしいんだけど、なんだか、訳わからない数字ど英語がいっぱいのがアドレスだからって前聞いたけど、なんだか覚えらないから、使ってないの。』


みんなが目を点にしてマイを見ている。


『ちょっと、みんなそんなに、見られても、、、。』


「ユイ思うけど、かなり、かなり天然記念物じゃない?ってか多分、絶滅危惧種って感じ?」


…確かに。


…それで、LINE教えてもなんの連絡もなかったのか。


…それにしたって、マイだけ、10年は時が退化してる。今時メールも無しで生きて行ける人がいるんだな。


「あっ!いい事考えた!」


アキねぇが、オレとマイの前に来た。


「あなた達付き合ってるんだから、ジュン君が、電話買うの付き合ってあげなよ。」


『「えっーー!!」』


オレとマイ2人で声を上げた。


そりゃそうだ、だって、


それは、


それは、


で、で、で、デートになるんじゃないのか?


「ヒューヒュー熱いねお2人さん!」


カナとユイの茶化しが余計恥ずかしい気持ちを増す。


『なんだそれ、オレは知らないぞ!』


『私もみんなが知ってるの知らない!なんで?』


「そっか、2人は死んだ後だったから、知らないのかぁ、、。じゃあ、私とユイとみんなで再現してあげよっかな?ユイ、カズキ、リンさん、アキさん。こっち来て。」


…ちょっと何やんのマジで、。


呼ばれたみんながカナの前に集まる!


「私も見張り台にいたから完璧じゃないけどじゃあカットイン行って見ようか?」


「マイミさんがここでやられる!で、キッドもやられる!

ユイそこで倒れて!!」


ユイが指示通り倒れた。


「いいねー。そんな感じ。実際は消えていなかったけどね。」


…ちょっとまて、なんだこりゃ、なんの罰ゲームだこれ。


…公開処刑かこれ?


…オレ熱くなると、何言ったかよく覚えてなかったけど、なんて言ったっけ?


「その後、ジュンさんは、まるで、ロミオとジュリエットのロミオみたいにみんなを集めて涙を、流し左手を胸に、あてて、右手をみんなに伸ばしこう言った。

マイはついさっきオレと付き合うようになったオレの生まれて初めての彼女なんだ!

彼女が目の前で殺されたんだ。

今どれだけオレがあいつを殺してやりたいか、、。

その気持ちをみんなに、託す!

オレはここから、みんなに指示しか出せないないけど、みんな頼む!と、泣きながらロミオは語り

みんなは、その思いを受けて戦いました。チャンチャン!!」


『ギャーーマジ辞めて!忘れて!』


「あの時は普通に聞いてたけど、今改めて聞くとはずっ!!」


『ジュン君そんな事言ったの?』


マイがこっちを見てる。


マイだけじゃない!


みんな、みんな見てる!


…いやいや!ハッキリ言ったとか言えねーだろ!この雰囲気。


…言ったらみんなに茶化されて、イジられるな。


『いやー言ったのかな?』


『そう!嬉しい!!』


「ヒューヒュー!!」


…ちょっとまてマイ!


…お前は変だ!言ったのかな?っていったんだぞ!


…嬉しいって、、、。


…はぁ、まっいっか、、、。


キッドが寄ってきた。


『おい!ジュンいつからだ?』


『いやーー、、、。』


なんかキッドが思いついたようにオレを見た。


『そーいえば、グロックと戦う前、なんか変だったよな、あの時には、もう!そういうことか。ちきしょう!抜けがけしやがって羨ましいな!

でも、ジュン!マイミは裏表ない、いい奴だから、男として、泣かすんじゃねーぞ。

オレもアキねぇと付き合うから!なぁアキねぇ!』


「うん!」


『ほんとかアキねぇ!』


自分で言って自分でビックリしてるキッドがここにいる。


「えっ!嘘だよ!!そんなノリでしょ今の。フフ。」


『ジュンー!この29才!嫌な事言うーー!!』


周りには自然と笑みがこぼれる。


そんな会話だ。


「アキさん29なんですか?プレイヤーのキャラが若いから、同い年くらいかと思って私さっき、だよねーとかタメ口しちゃった。」


「カナさん。別に気にしないで私も逆に、敬語で話される方が嫌だから、これからアキで、いいよ。」


「じゃあ私もカナって呼んで。」


「わかった。みんなちゃんで、読んでるからカナちゃんでもいいかな。」


「全然ok」


キッドが2人の間に割って入る。


『カナ!アキはだめだって!アキねぇだから!』


「だから、なんで、キッドが、決めるのよ!」


『前もオレが決めたからいいじゃん!なんかアキねぇって顔じゃん!』


「別になんでもいいけどさ、だってカナちゃん。」


「了解アキねぇ!」


『どうだよ!なんかシックリくるだろ!』


「私、キッドのこう言うデリカシーがないとこ嫌いよ、、。」


『アキねぇ。笑いながら言われても傷つくから、辞めて、、。ジュンーー!またアキねぇが嫌な事言うーー。』


みんな笑っていた。


『なあ、みんなとりあえず歩きながら話そう。』


マイの、LINEの呼び止めから、無駄に話してしまった!みんなが、また村に向かい歩き出した。


「っていうか、私だけアキねぇ、アキねぇって言われてるけど、まさか、私が1番年上じゃないわよね?」


周りを見渡しても手を上げる人はいなかった。


「まさか、そうなの?」


みんながそうなのかって思っていたら、後ろで小さく手を上げてる人がいる!


「私、40ですが!」


『「えっーーー!!」』


…また、このパターンかよ!!


みんなで、歩くのを再スタートしてから、進んだ距離たった50m!!


みんなの衝撃発言連発により、


村までの道のりはまだまだ遠い!!







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