3.1話(挿絵8/6追加)
木曜日 深夜
さて2日目の夜が来た。
昨日の事があり、寝付けないでいた。
また寝てしまったら、
あの世界に
またあのゴブリンに、
めった刺しに、
そう考えると、怖くて眠れないでいた。
だってあの痛さが夢なのに覚えていたのだから、
死ぬのがあんなに辛いなんて、
思わなかったし、
もう2度あの世界にいかないように、
学校から、帰ってきて色々自分なりに考え、寝なければ、あの異世界に行かなくて済むのではないかと考えた
オレは今夜は寝ないで徹夜して、これで大丈夫なら、学校で授業中寝よう!
そういう決断に至った。
時間が刻一刻と過ぎていく。
0時、
0時半
1時、
これはいけるんではないかと思った。
そして1時半
大分眠気もやってきているが、
なんとか気合いで耐えていた。
1時45分を過ぎて、
2時になろうとした1時59分
柱時計の鐘の音が大音量で聞こえてきた。
これはオレだけに聞こえているかわからない。
オレの頭に直接響かせているのだろうか?
だって、こんな大きな音がなっていても窓の外で騒ぎになっている気配は一向にない
そして1時59分30秒
周りの世界が停電されたように電気が消えていき、全て世界が闇になるように周りが暗闇一色に、、
そして2時、
オレは窓際に手を付いていた、
手はなぜが、
あの場所の手摺へ、
そう昨日赤い月を見た、周りは砂しかない世界で、
なぜか砂漠みたいな場所に、学校が一つポツンと立っている屋上の手すりに、
また捕まっている。
相変わらず昨日同様
周りは真っ暗だ。
…またかよ、、。
…ったくなんなんだよ!
そして昨日同様地平線からデカく真っ赤な月が、ゆっくり上がり、
ゆっくり横に水平移動していく。
この、気持ち悪さ、不気味さは計り知れない。
『神様!どうやったら、こっちの世界に帰ってこれる?』
““““ジュンよ!毎日一つだけお前の質問にだけ、答えてやろう。
こっちの世界で2時〜6時ジュンは強制的に異世界に転移されるように、
なっている。
こっちの世界の4時間は異世界でも同様4時間の扱いになる。
その間に殺されるか、4時間生き残れれば、朝6時に帰ってこれる。その間この身体はちゃんと睡眠した事になっている。だから安心して、行って来い。””””
『ちょっと待ってくれ神様!まだ聞きたい事が、、。』
““““今日の話は以上じゃ!さぁジュンよ今日の月の色と大きさを忘れるでないぞ。ゆけ、異世界の改心の旅へ。””””
そういい終わると世界の終わりみたいに地面にブラックホール的な物が現れ、
強制的に吸い込まれる。
底のないバンジージャンプ?
いやいや縄のないバンジージャンプだ。
落ちながら少し気がついてしまった事があった。
…おいおぃ 昨日より、月が黒くなって、でかくなってなかったか?
…気のせいだよな
…怨みや悲しみにより、月が変化するって言ってたな。一日で変わるもんなのか?
『あー!わかんねー!バカヤロー!』
昨日同様奈落の底まで落ちていった。