7話
鋭意加筆修正中でございます。
背後からした声は、女の声だった。
いつから、そこに居たのか不明だが存在に全く気付けなかった。
女の姿は和服の様な姿で、見るからに動き辛いだろうと思う服装をピシッとした着こなしていた、その女には凄く似合っていて倫は、一瞬だがその女に見惚れてしまった。
倫は元の世界にいた頃も和装の女性が好みナンバーワンである。それだけに女に見惚れてしまうのも無理が無かった。しかも、顔立ちとか醸し出す空気がかなりの美人だった見惚れるなというのは酷な事だろう。
しかし、その一瞬が倫の今後を結した。倫はピクリとも動かぬまま、気絶させられてしまった。スピードとか早さの問題ではなく、倫はいま何をされたのかすら分からなかった。ただただ、見惚れていた眼前に広がったのは暗ーいブラックアウトだった。
数時間後
「おーい、起きろぉ!!」
倫「…ん…。」
天「早く、起きろぉ!!」
倫「…朝?」
天「何を寝ぼけておるのじゃ!」
倫「ん…うーん…はっ!!ここは!?」
天「どうやら、気絶させれている間にまた変な所へ閉じ込められたようじゃな。」
倫「つーか、天の声め何でさっきは話し掛けてきたのに、喋らないんだよ!!!」
天「そりゃ、おぬしが見つかると困るからな。わしが話しかけるとすぐに見つかってしまうからの。」
倫「はぁ?どういう事だよ?」
天「わしは、凄い力で干渉しておるからの」
倫「確かにここは何かセキュリティー的な物が凄そうだけど」
天「とりあえず、早くここから出ることじゃな」
倫「確かに、さっきの奴何かやばかったもんな。どうやって、俺を気絶させたんだろうな?」
天「それはじゃな、おぬしに渡したフォーム・ウォッチの能力じゃな。」
倫「どんな能力か分かるのか??」
天「状態チェックしてみるのじゃ」
倫「はぁ…分かった。」
・・・・・・・状態チェック・・・・・・・・
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柳・光線
相手の光を瞬時に失わさせる。
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倫「なんじゃこりゃ?殆ど反則の勢いじゃないか!!」
天「まぁ今のおぬしには避ける事も止める事も無理じゃな、その穴から早く出てこんと詳しい使い方も教えられんじゃろが!!」
何故かわからないが、倫は怒られてしまった。ここから早く出たいし元の世界へ戻りたいところだが、どうやらこの機械をうまく使わないと帰ることも、ここで生きていくこともできないようだ。
次の話は来月前には何とか出したいと思います。また一話が短いので縮める作業をするつもりです。