5話
遅くなりましたが、よろしくお願いします!
さて、通路を進む倫だが一向に先が見えないのである。(この場合次のフロアや扉の事)
通路へ出た時はすぐに扉か何か在るだろうと考えて先へ進んでいたが、一向に扉が見えてこず、若干疲れが見えた。
先が見えないって言う精神的な疲れと、どこにいるのか分からないという不安や焦りそう言った二つの現象が重なり2重の疲労になって圧し掛かっていたのだった。
通路へ座り込み少し休憩を取ることにした。大学ではテニスサークルとストリートバスケのサークルを掛け持ちしてるが、肉体的な疲れより精神的な疲れのがこの場合は堪えるのである。
そうして、暫く休んでいると何やら周りが騒がしくなってきた周りと言っても未だに通路だが、かなりの大音量で音が鳴っているのだ。
いったい何事かと思い少し考えてしまったが、自分が問題だと気付いた。こうしては居られ無いと思い立ち、先程のスキルで壁壊し隠れることにした。
倫は念じた。
(インプラント・ボム!!)
ドガァァァァァァアァァァァァン!!!!
ブザーのような大音量の音と共にそんな音が鳴り響いた。
先程より威力を上げてスキルを使ってみた。案の定音共に崩れ去り、壁の向こうにはやはり空洞があり隠れるスペースがあった。そこで、他のスキルはどんな物かと思い念じてみた。
その時頭の中にピキューンっという音がなり最適なスキルが選択された。
(イミテーション)
スキル発動と共に目の前に壁の様なものが現れたのだ。
しかも今壊した壁と同じ様な物が出たのである。とりあえず、壁を使って休憩を兼ねて隠れることにした、休みながらスキルについて考える事にした。
今ままで使ったのは壁を壊したり、出したりと他への転用がはかなり大変そうなスキルが使えた。
何かもっと使える物、いっそ瞬間移動見たいなスキルは無いかと思ったのだった。
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