18話
区切りが良いので投下
地獄だと思っていた生活は、早くも2週間が過ぎていた。
その間やっていた事と言えば、朝から晩まで体力作りをしていた。
これしか言えない。
技みたいな物や体捌き等は何一つ得られるずのままだった。
しかし、その手にあるフォームウォッチには変化があった。まるで始めからそこにあったかの様に新たな項目が出来ていて、そこには武道着が追加されていた。
装備してみようと思い、自分の装備ホログラムを呼び出した。
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武道着
防御力25 敏捷度15%UP
説明 着ると心が引き締まる気がする。
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装備してみたが、特に変わった事もなく普段と変わらない様だった。とりあえず装備したまま、修行に励む事にした。分かった事だがこちらで服を変えるのにいちいち、装備ホログラムをいじらないといけないという不便さがあるわけでもなく普通に脱ぐ事でも装備となる。ただ装備ホログラムからだと変身したかのように一瞬で着替える事が出来た。
今日の昼からの体力作り。
今までの苦労がなんだったんだと言いたくなるほど、体は軽く速度は速い。20キロという距離も速いだけあり、すぐに終わりヘトヘトになる事はなかった。
そして1番の驚きは、今まで見よう見真似でやっていた型が凄く綺麗に決まった事だ。
心なしか周りに居る女達の表情は、ぽわわわんという音が聞こえそうなほどとろけていた。
ガールズサイド
雨衣の場合
『倫様なんて、凛々しいのかしら。やっぱり私が、ハートをいただくわ!!』
岬の場合
『倫様を狙う人が増えてる気がしますね?これはちょっと雲行きがあやしいですね。』
紗兎の場合
『んー倫ちゃんさんを見てる子が増えてるねぇ♪やっぱり倫ちゃんさんはかっこいいわ』
そんな事になっているとは露も知らず倫は修行を続けていた。そんな折り、急に頭の中で音が響いた。
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キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
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音が鳴るとともに倫の意識は遠のいていった。
周りで女達が慌て、倫の元へ駆け寄っていった、女達が駆け寄ると苦しそうな表情を浮かべて倒れていた。
どうでしょうか?感想など良かったらお願いします。