16話
絞り出して書くとかストックが無いと辛いですね。
現在時刻は4時、何故こんなに早く目覚めたかと言うと昨夜寝支度をしていたら、師匠から明朝稽古をするので5時前には起床する事と言われたからだ。
しかし、何でこの部屋こんなに狭いんだろ?と思い部屋を見渡すと、丸い形の塊が部屋へて大挙していたからのようだ。
昨日というか昨夜、寝る前にはこんな塊は無かったのだがな?と思い自分の布団から抜け出た。
丁度良いので俺が通された部屋について説明しよう。
今俺がいる部屋は昔あった武家屋敷にそっくりな一室で床は畳、布団は床敷きでドアと言うか扉は全て障子のついた襖だった。
それに部屋の片隅には『臥薪嘗胆』と書かれた掛け軸が掛かっていた。
随分豪華な部屋だが、まぁそんな感じの所で寝泊まりしている。
しかし、ふと昨日見た道場を思い起こしながら考えた、あれはどう見ても普通のアパートにテナントで入ってるっていうそんな感じな建物だと思ったのだが、その答えも昨日の夜夕飯後に知る事になった。俺が茶を飲みながらぼけっとしていたら雨衣って女が色々言っていた。道場自体に色々と改装に増築を繰り返して今の形に落ち着いたとの事だ。
そんな感じで今の状況から現実逃避をしていたが、恐らくそろそろ起きないと稽古も出来ないと思い、毛布に包まってる物を見る事にした。
とりあえず今、もっとも自分の布団近くに居る塊?を突いてみた・・・。
「あっ・・・ぅ・・・ん。」
まぁ、昨日のあれからだから何となく想像はついてたが、やはりなのか?
朝から頭の痛い事だと思った。
宜しくお願い致します。