11話
フォームウォッチにある、ルクスを使い豚玉チーズというお好み焼きの様な食べ物を買った。
これは普通のお好み焼きの豚玉にチーズをのっけたような物ではなく、まずは豚肉を軽く焼き一旦火から上げるそのあと生地にキャベツとベーコンを乗せ卵を落とすその後豚肉を戻し最後にチーズをどっさりとのせて半分に折り畳み専用の袋へしまって出来上がりである。
値段にしたら200ルソ(2000円)大分高い買い物だが、フォームウォッチには莫大なルクスがまだあるから気にせず食べる事にした。これがまた濃厚なソースとチーズの溶け具合がいい感じにハーモニーを奏でていて頬がとろけ落ちそうだった。
食べながらこの世界は一体どういう法、体系なのかと考え込みながら歩いていると、ケイサツ省なるものが見えてきた。どういう物か気になり窓から少しだけ覗いてみた。頭に浮かんだ向こうで言う警察かと思えば、全く違いリアルにあらゆる格闘技、武術の技を教える建物だった。
しばらく覗いていると外から戻ったと思わしき人物から声を掛けられた。
「入門志望かな?」
倫はヤバイと思いながら、振り向きながら言った。
「いえ、違います。ただ、中から声が聞こえたので、気になり覗いていただけです。」
「…⁈」
その声の主は長身な女性だった。
「そうか、興味在るのなら中で見学するとイイ」
「はぁ…」
そう言いながら、ガシッと肩を掴むとそのまま建物内へ居れられたのだ。
半ば強制的に道場?内へ入った倫は、更に驚いた。中に居たのは全員女性であり、歳は倫より下の子から倫より少し上位の女性が多かった。
しかも、長身の女性は入門志望のようで見学にきたから、気にせず修行に戻れと言った。
ため息を吐き出しつつどういう技術があるのか見学する事にした。
倫くん、技術的に身体的にも弱いのでここらで鍛えて貰おうかと思ってます。
ハーレム的要素は苦手ですが、次話くらいでかければなと(^_^;)
お願い致します。