表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/27

朝焼け

朝目を覚ましたのはベッドの上、アガツミはいない。

彼女は元の姿で朝焼けを見ていた。

俺に気づいて、こちらを見るも。

すぐに朝焼けに目線を戻す。

ああ、朝がこんなに綺麗だと思ったことはない。

有限の命は今日という一日分をまた減らしていく。

それは、悲しくて、同時にとっても愛しい光景だった。

しばらく並んで朝焼けを見ていると、とてとてと廊下を歩く音が近づいてくる。

「お姉ちゃん、お兄ちゃんご飯できたよ」

自分が助けたくせに、またアガツミは泣きそうになってこらえる。しばらく顔を俯けてから、顔を起こし、ああ、今行こう!と元気よく答えた。

あ、ちょっとお姉ちゃんくすぐったいと答えながらも抱きかかえられおでこにキスをされ嬉しそうに笑う女の子。

俺はその姿を見て…ゆっくりと歩きだす。

この旅はまだ始まったばかりだ。未だかつて交わることのなかった「勇者」が人の世界に交ざり人を理解しようとしている。人の世に落ちたこの一つの雫がどのような波紋を広げていくのか、その先をまだ俺は知らない。

ああ、また一日が始まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ