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気になる蘭子は止まらない  作者: きら
野球って何だ?

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36/65

今日も全力お姫様

また蘭子が気になることを見つけてしまった!

しかもその原因はヒロシだって……!?

アイツ余計なことを……


え?なに?今回は野球やるの!?

ラブコメの王道(?)

野球編、プレイボールです!

6月中旬。

 

気持ちのいい青空を見せてくれた5月が嘘だったかのように、ジメジメと、シトシトと、そしてドンヨリとした時期が訪れていた。

梅雨である。

あのお泊まり会以降、蘭子は割と大人しかった。

それもそうだろう。

ゴールデンウィークという楽しい時間の後に待っていたのは、学生の天敵『中間テスト』だったのだ。

学力的に中の中だった葵は、今回も全ての教科で平均点付近の出来だったのに対し、トンチキ異世界コンビはしっかりとクラストップ5に入っていた。

勉強熱心な2人は、ゴールデンウィーク明けから黙々と復習を繰り返して中間テストに備えていたのである。

(勉強熱心なおかげで、蘭子が余計なことを思いつかずに済んだが……。これはこれで悔しいな……)

葵もそれなりに勉強をして自信があったのだが、結果はこの通りだ。

もう、トンチキ異世界コンビと呼ぶのは失礼な気がしていた。

ちなみに静香はクラストップでヒロシは赤点ギリギリの最下位だ。

ヒロシに関しては、葵がテストに出そうな所を中心に教えた結果、なんとか赤点を免れていた。


そんなある日の朝。

今日は久しぶりに太陽が顔を出していた。

ドンヨリした曇り空は青空へと変わり、夏本番が近づいてきていることを予感させるように、蒸し暑く、ジリジリとした日差しが降り注いでいた。

しかし、近づいてきたのは夏本番だけではなかった。

何だか嫌な予感がする。

このザワザワする感じ、こういうときの予感は大抵当たる。

そう。この青空と同じように元気なお姫様が、また気になって止まらなくなったようなのだ……。


 

ピシャーーーン!!



急に教室のドアが勢いよく開けられた。

そして、聞き慣れたあの声が教室中に響き渡る。


 

「あおい!野球ってなんだ!?」


ホームルーム前のひと時を楽しんでいた1年C組は、突然の出来事にシーンとなり、蘭子はクラスメイト達の視線を独り占めしていた。

一方で、葵は聞こえないフリだ。

『あおい!』と言っていたが、『今の俺は葵ではない!』と言わんばかりに蘭子の方を見ないようにしていた。

しかし、クラスメイト達の視線は徐々に葵へと向けられていく。

視線が1つ、また1つと増えるたびに冷や汗が滲んでくるのがわかった。

「おい、三崎!何か答えてやれよ!」

「御指名だぞ三崎!」

「三崎のターン!」

「しっ!静かに!三崎くんの返事の邪魔になっちゃう!」

沈黙した空気は、やがてクラスメイト達の揶揄う声が支配する。

これは、もはや1年C組の名物になったお約束のやり取りなのだ。

(くっ、これはもう逃げられないな……)

諦めた葵は、ため息を1つ吐いて立ち上がった。

クラスメイトの注目を集める中、葵は答えた。


「正解は、次のエピソードで」

(いいのか?こんなので……?)

野球編、ずっと書きたくて楽しみにしてました。


ゴールデンウィーク編が割とシリアスな展開が多かったので、今回はその分ギャグ盛り盛りでいきますよー!!

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